マツダの最も人気なモデル「CX-5」
3代目CX-5ではドアミラーが大幅に進化しているそうです。
前回:3代目マツダコネクトの映像出力は「GMSL2」、音声伝送は「A2B」
前回から「2026年マツダ技報」を読んでいます。
今回は、3代目CX-5のサイドミラーについてを読んでみました。
こちらに書かれている内容は以下の通り。
- 3代目CX-5では、ドアミラーの耐振動性能を「人間中心の視点」で一から見直した
- 人間が振動を認知する特性に基づき、「鏡面回転角」と「周波数」という新たな指標で目標を定義した
- これまでの高速走行評価に加え、北米のフリーウェイ等のジョイント部を想定した「段差乗り越えモード」を新設した
- ミラーベースの材質をガラス入り樹脂から「アルミダイカスト(ADC)」に変更し、剛性を大幅に向上
- 鏡面裏のホルダーに「板ばね形状」を追加し、摩擦によって振動を減衰させる新構造を採用した
- ドア自体の剛性も高めることで、走行中だけでなく「ドアを閉めた時のミラーの振れ」も抑制している
3代目CX-5ですが、目立たないサイドミラーの部分にもかなりの熱量が注がれているようです。
これまでは「どれくらい揺れるか」という基準を3代目CX-5では「人間がぶれを感じないレベル(振動弁別ライン)」を目標にしたんだとか。 そのため、ミラー内部の格納ユニットを180度回転させて重心を最適化したり、内機部品を一体化して剛性を40%も改善するなど、構造そのものが刷新されているそうです。
特に面白いのが、鏡面裏にわざわざ板ばねを設けて、摩擦で振動を抑えるという手法です。 これにより、自動防眩機能の追加で重くなったミラーでも、高速走行や段差で視界がボヤけるのを防いでいるそうです。 実際にテストでは「長時間巡航でも明瞭で安定した視界」や「段差後でも瞬時に視界が回復する性能」を達成したと報告されています。
ドアを閉めた時の「バチーン」という振動まで抑えて品質感を高めているとのことですので、日本仕様が登場した際にはそのあたりもチェックしてみたいところです。


