マツダの新世代ラージ商品第4弾「CX-80」
マツダヨーロッパのリサーチ&オペレーション部門のディレクターであるシュルツェ氏がインタビューに答えていました。
情報元:Mazda-baas_ “De elektrische auto is niet de enige oplossing”
情報元は「Auto REVIEW」です。
こちらででは、マツダヨーロッパのリサーチ&オペレーション部門のディレクターであるシュルツェ氏が「マツダの今後」や「CX-80」などについてインタビューに答えていました。
Q:CX-60の乗り心地は残念だったが、CX-80の開発に影響を与えた?
A:誰もがCX-60に満足していたわけではない。CX-80はCX-60よりも車重が重く、ホイールベースも25センチがないので、パワステや4WDシステムなどの調整が必要だった。CX-80では快適性に重点を置いている。Q:CX-80の登場はちょっと意外だった
A:CX-80は、フォルクスワーゲンなどの主要なドイツブランドよりも安価な代替え品と考えることができる。Q:電気で走行できる距離が60kmというのは比較的短い
A:マツダは航続距離はそこまで必要と思っていない。
特に700kmは必要としない。将来的に急速充電がさらに高速になる必要があり、さらに急速淳電スポットも必要となる。5分以内の充電で100kmの航続距離を確保できなければ意味がない。私たちは大型バッテリーを供給するつもりはない。Q:ノルウェーではほぼ全員が電気自動車を運転してる
A:それは豊かな国だから。
電気は南米から輸入できないが、合成燃料は輸入することができる。合成燃料の普及には7~9年かかるが、その時には価格は下がる(1Lあたり2.30ユーロ)と予想している。Q:マツダから安価なEVは登場する?
A:フランスのブランドが開発に取り組んでいるのは知っているけど、利益が出ているとは思えない。Q:電気自動車のMX-5は?
現在の重いバッテリーではムリ。車重2.5トンくらいになってしまうので、それはMX-5ではない。
色々と答えていますね。
CX-80に関しては、CX-60の時にあった乗り味に関する不満は解消されているようです。CX-80はCX-60よりも「快適性」に特化したセッティングのようですので、方向性が違うみたいですねぇ。
マツダは「CX-60はスポーティ」「CX-80はコンフォート」な乗り味の違いを表現したかったのかもしれません。CX-60だけ先行で出してしまっては、その違いは顧客からは分からないですよね。
また、電動化に関しても色々と答えています。
一番興味深いのは、マツダは合成燃料の普及を「7~9年後」と予想しているそうです。電動化が本格している中で、合成燃料は生き残っているのかが注目ですねぇ。
ロードスターのEV化も現時点では難しいそうです。
この問題についても、マツダはどのように解決していくのかが気になりますねぇ。マツダに妥協はして欲しくないですので期待したい。
以上です。
マツダは先駆者ではなく、あえての後追いを選択しています。
となると、先駆者よりも「質」が求められる側にありますので、経営陣はどのように乗り越えていくのかが気になりますねぇ。