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マツダの「第157回定時株主総会」に参加してみました

マツダ全般
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本日開催された「マツダ株式会社第157回定時株主総会」

オンラインで参加してみました。

情報元:【MAZDA】株主総会|株式・社債情報

今年も開催されました。
いつもは気づいたら終わっていたことが多かったので、今回はしっかりと参加してみようと思い、オンラインで参加してみました。

実はオンラインは初参加なんですよね。
マツダ広島本社の講堂で行われている株主総会を撮影している様子を見るだけなんですけど、一応は参加していることになります。

株主総会の内容に関しては決算報告など以前に発表された内容がほとんどですが、事前に提出されていた質問事項について回答していました。

■CX-60の品質不具合について
謝罪していました。
全社で迅速で対応していく。

■自動運転技術開発の考え方
自動運転の開発はしている。
インフラ整備に時間がかかるので年配の方でも運転を楽しめる技術を確立したい。現行モデルでは「DEA」などを開発した。

次に、会場での質問事項は以下の通り。

●マツダの「AIの活用」について
マツダの方針は「全社でAI技術の使い手を拡充」と「AI技術の進化」としている。モデルベース開発とAIの融合を目指している。

●マツダ役員の所有株式数について
役員の報酬は、固定給、業績連動報酬、株式報酬型ストックオプションの3つがある。そのほかに役員持ち株会が存在しており、けっして株式保有数が少ないからといってロイヤリティがないわけではない。

●今後の「セダン」の立ち位置について
全世界で需要が「SUV」に移っている。
なので、お客様のご要望に沿っていく。今後も世界の需要に沿っていくつもり。

●配当金(45円→50円)と株主優待(野球観戦)にしてほしい
業績次第。
ただ、これからEVなどの設備投資にお金がかかるので慎重になっている。株主優待については「業績の向上」がマツダの株主に対しての示すものであるので、今は考えていない。

●マツダの古いクルマに対しての価値向上について
NAロードスターなどはレストアを行っており、復刻部品なども用意している。来年からは「FD」もレストアを行うつもりでいる。同時に復刻部品をも準備中。

●SUVの乗り降りがしんどくなってきた、MPVなどの「ミニバン」を出す予定はあるのか
免許を取ってから生涯マツダ車を乗り継いでほしい。ただ、世界情勢に沿っていくつもり。乗り降りがきつくなってきたのは貴重なご意見。

●マツダのEVについて(販売実績などについて)
国内では、MX-30は400台強を発売している。
各国の情勢に合わせて電動化戦略を行っている。

●マツダの現在の株価に経営陣はどのように思っているのか
現在の株価に満足していない。
9年前、2000円台が続いていたので、まだまだ不十分。中期経営計画の経営目標を達成、電動化と企業のCO2削減を実行していくことが重要だと思っている。

●水素燃料車についてどう考えているのか(水を垂れ流して走られては困る)
マツダは水素燃料に関しては実用化している。
その後、水素燃料技術はインフラの拡充の影響で「棚入り」している。貴重なご意見。

●モータースポーツについて
MAZDA SPIRIT RACINGで活動中。
eスポーツやグラスルーツなどもサポートてしているなども行っている。継続的に考えて行きたい。

●CX-60の後輪操舵をやってほしい
エンジンを縦置きしているのでタイヤの切れ角がCX-5とほぼ同等。なので、サイズが大きいと感じても意外と小回りが利く。後輪操舵は過去に実用化しているが棚入りしている。貴重なご意見。

●バッテリーの自社生産をしていくか、外から持ってくるのかなどのEVに関する将来について
電池の数量確保が最重要。
電池調達は、様々な会社から調達していく。全個体電池ついては現在研究中。

●EV比率について、マツダの考え
各国の事情を勘案して決定している。

●OEM車(軽自動車)に違和感がある
日本全国色々な土地柄がある。
マツダらしさは「サービス」も含まれるので大丈夫。

※質問及び回答は私が聞いたのを簡略化していますので、ちょっと内容が変わっているかもしれません

それと、丸本社長の最後の姿を見ることが出来たのは嬉しいですね。マツダの混乱を極めた5年間を支えてくださって感謝。もうちょっとハッキリとした発声をして欲しかったですけど。

配当金は「45円」
数年前と比べるとだいぶ高くなりました。
あの当時はまさかここまで高くなるとは思いませんでした。持っててよかったと思えるのが嬉しい。