毎年恒例の「諏訪大社参拝」
今年はトヨタ アクアを利用してみましたので、その感想についてです。
本編:2022年はTOYOYA AQUAで行く!諏訪お参りの旅
今年も行ってきました。
色々な事情で行けるかわかりませんでしたが、なんとか実行に移せて良かったです。
さて、今回は「TOYOTA AQUA」を利用しました。
外装色「プラチナホワイトパールマイカ」です。
グレードは、おそらく「X」相当だと思われます。レンタカーと言えばエントリーグレードかと思っていましたが、意外にも一個上のグレードには驚きました。
今回利用したのは「トヨタレンタカー」さんなんですが、2021年にフルモデルチェンジした車両を配備してくれているのもとても嬉しい。最新車種を身近に試すことができるのは最高ですよねぇ。
それでは色々と見ていきます。
外装
外装デザインは、最近のトヨタデザインとなっています。
個人的には登場初期のデザインが一番好きですが、これはこれでトヨタ車としての統一が図れつつ、古臭さを感じないのはグッドですねぇ。
個人的にアクアの特徴は「デザインが立体的」だと思っています。
随所に凹凸が仕込まれており、今までのトヨタにはないデザインとなっているのが面白い。ただ、あまりに凹凸が激しすぎてぶつけて凹んでいるのか見分けがつきにくいのがもったいないと感じました。
ルーフにも凹凸があしらわれているんですが、こちらは空力特性的な話なのもしれません。
この部分はとてもかっこいいですよねぇ。
シャークフィンアンテナですし。
マフラーは下部に隠されており、のぞき込むと確認することができます。
右側に一本ありました。
トヨタはこういった感じにするモデルが多い気がしますね。
そして「ドアハンドル」は機能的。
レンタカーでは珍しいタッチ操作で開閉できます。
右側の「=」をタッチするとドアがロックされ、ロック状態でドアノブを握るとロック解除されるのがとても便利でした、今の時代、コンパクトカーでもこれが当たり前となってきているんですねぇ。
さらに面白いと思ったのが「フロントカメラ」です。
レンタカーでフロントカメラが装着されているのが珍しいんですが、その設置場所も面白い。フロントグリルに埋め込み式となっていました。こうなってくるとフロントカメラありきでの話になってきますが、調べた限りではオプション扱いでした。
ライト類はこのように光ります。
ウインカーも全てヘッドライトユニットに埋め込まれています。ですので、非常にスッキリとしたデザインになっていますねぇ。下位グレードではありますが、とてもシンプルかつ見やすいデザインなのが非常にグッド。リアランプも個人的にシンプルで好きです。それと、フォグランプも装着されていたのに後で気づきました。
内装
内装はトヨタらしいデザインになっています。
マツダと比べると少しゴチャゴチャしているような感じがしますが、それでも今まで最近のトヨタ車で感じていた「個性を出し過ぎて機能性が犠牲になった」という印象はありませんでした。
ドアに設置されている窓操作スイッチ類などもシンプルですし、エアコン操作パネルもわかりやすかったです。
ただ、シフトレバーは未だに慣れません。
このシフトレバーは何年たっても操作が難しい。
何が難しいのか、私は「レバーの初期位置」というものが存在しているのが難しくしているように思えます。今までのシフトレバーでは常に「現在シフトがレバーの位置」となっているんですが、新たに謎のシフト位置が生まれています。そして最も使用する「D」に移動する際に「→+↓」という2段階の操作が必要なんですよね。この手間が操作を難しくしている気がします。
一番モヤモヤしたのは坂道などで「B」を使用するときです。
BからDへ戻すときに上記の「→+↓」が必要になるで、とても違和感があるんですよねぇ。慣れれば問題なさそうですが、これについてはマツダの「エレキシフト」方式にしてほしいと思いました。
ペダル類は従来のモデルと変わりありませんでした。
サイドブレーキが「踏み込み式」となっています。
ここは流石に「EPB」ではありませんでした。
ただ、これでも必要十分ですし、特に問題になし。
スピードメーターはとても近代的でした。
表示部分はほぼ液晶。
とても視認性が高くて良かったです。
ただ、速度が右側に表示されているのと、数字のデザインが非常に見にくいと感じました。写真では数字の「0」が表示されているんですが、この数字の中に「複数の線」が表示されており、これをパッと見た時「0が8にみえたりする」現象に悩まされました。これは私だけかと思うんですが、このラインはやめてほしい。
レンタカーですが、しっかりと「SOSスイッチ」が装備されています。
これは非常に豪華ですねぇ。
今やレンタカーでも当たり前の事態となってきているのには驚きました。
エアコン操作パネルしたには面白い仕掛けがありました。
AQUAと書かれたフタをスライドさせると、中に「USB差込口」が存在していました。これの使用用途は不明ですが、もしかするとケーブルを隠すスペースを用意してくれているのかもしれません。
次は後部座席です。
前席とは雰囲気が異なり、とてもシンプルでした。
座ってみた感想は、正直あまり快適とは言えませんでした。
ただ、センターコンソール後方には「コンセント」が用意されていました。
これはとても便利そう。
ノートパソコンやゲーム機の充電などに利用できそうですので、後部座席の人に喜ばれそうですねぇ。
次に「ラゲッジルーム」です。
コンパクトカーながらも色々な荷物が入りそうでした。
アクアって意外と収納スペースが確保されているんですねぇ。
最後に「キー」です。
シンプルでかっこいい。
程よい大きさですので、置き忘れの際にも気づくことができそうです。キーは小さすぎず大きすぎないのが大事ですよね。
乗り味の感想
以前に「COROLLA」や「ヤリス」に乗りました。
その時にトヨタの本気というものを感じた私は、今回の「AQUA」にも非常に期待していました。そんなアクアのいい点と気になった点についてです。
良かった点は「ハイブリッドシステム」と「TOYOTA SAFETY SENSEの制御」です。
まずは「ハイブリッドシステム」について。
アクアでは「バイポーラ型ニッケル水素電池」を採用しており、かなりの進化を遂げています。特に凄いと思ったのが「EVモードでの走行シーンが増えた」ことです。先代のアクアやプリウス、この前はヤリスに乗ったことがあるんですが、それら以上にEV走行ができていると思いました。とても静かですし、トヨタの回生ブレーキのフィーリングは自然なので、とても気持ちがいい。
エンジン始動時にはもちろん音が聞こえてきますが、不快な音ではないのでとても静かなクルマだなぁという印象でした。
燃費性能も非常に優秀。
今回の旅行では「34.37km/l」を記録しました。
長距離ということもありますが、それでも圧倒的な燃費性能です。
そして、次に「TOYOTA SAFETY SENSEの制御」です。
これはヤリスなどでも感じたことなんですが、レーダークルーズコントロールやレーンキープアシストの制御が優秀だと感じました。特に「レーダークルーズコントロール」の加減速に関してはとても自然で、急な割込みでも自然な減速をしてくれました。
次に「気になった点」です。
個人的に「加速がもっさり」という印象でした。
赤信号からの発進でも「よっこいしょ」という感じでした。高速道路走行時の高速域での加速は特に違和感を感じませんでしたが、0km/h発進だけは苦手なのかもしれません。
また、このクルマで酔いました。
私自身が運転しており、運転手が酔うというの珍しいですよね。この原因を考えてみると「カーブを曲がる時の挙動」だと思います。なんと言いますか、このアクアでカーブを気持ちよく曲がるのは難しいと思いました。思った感じに曲がらず、修正を重ねてフラフラ曲がるという感じ。
これはマツダ車に慣れてしまっているからかもしれません。そう考えるとマツダ車の安定感というか、操舵のしやすさというは凄いんだなぁと思いました。
正直、走りに関しては「ヤリス」の方が気持ちいいと思います。このクルマに走りの気持ちよさを求めるのは酷かもしれませんが。
総評
以上です。
とても良いクルマで燃費に関しては圧倒的でした。
これは街乗りで普段使いのクルマでは最強かもしれません。価格は200万円台と少し高額な部類になってしまいますが、その価値分の魅力はあります。
ただ、走行性能は個人的に合いませんでした。
燃費と走行性能の両立というのは難しいのかもしれません。