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マツダの「モデルベースによる自動車の熱マネージメント技術開発」

マツダ全般
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マツダの「モデルベース開発」

色々な研究を日夜行っているようです。

情報元:NEDO:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構

情報元は「NEDO」です。
こちらには、「モデルベースによる自動車の熱マネージメント技術開発」という題名の資料が公開されています。この資料の製作者はマツダ株式会社となっており、マツダのクルマ作りについてを紹介しながら研究結果を論じていました。

その中で個人的に興味をもったものがあります。
まずは、マツダの電動化についてです。

画像引用元:100906358.pdf

マツダは、2030年までに生産する全ての内燃機関搭載車に電動化技術を搭載するという方向性を決めています。ピュアEVがMX-30、それ以外の「内燃機関+電動化技術」には、レンジエクステンダーやプラグインハイブリッド、シリーズハイブリッドが属しています。

この表は以前からずっと見てきましたが、BEVとM HYBRIDを除く全てにおいて、「ロータリーエンジン」を使用した発電機が搭載されるとされています。これらはスモール&ラージ群に分類するとしたらスモール群は「レンジエクステンダー」、ラージ群は「プラグインハイブリッド」と「シリーズハイブリッド」ということになるのでしょうか?
だとすると、どちらの群にせよ「ロータリー発電機」を体感することができるようになりそうなので楽しみが増しそうですが、実際のところわかりません。
妄想がはかどりますが、ここら辺はまだまだ謎が多いですよねぇ。

それと、この資料では電動化した車両の特性についてがよくわかります。
電気駆動車の熱システムの構成が複雑だということを開設している画像がとても参考になりました。

画像引用元:100906358.pdf

内燃機関車と電気駆動車(ハイブリッド)とで比較をしています。
確かに、電気駆動車のシステムは非常に複雑化していることがよくわかりますねぇ。熱を発生する場所も増えるので、おのずと冷却システムも触れることになり、システムの複雑化や車両重量の増加など様々な問題が増えてきそうです。知識のない私にとっては、電動化なんて簡単そうだという先入観で軽口を叩いてしまいそうですが、実際に組み込むとなると大変なんですねぇ。

他にも、電気駆動車における熱課題の例や熱流れのモデル化、その計測解析技術の開発などについてが書かれていました。

ド素人の私でも非常に勉強になる内容です。
こうして日々、研究開発が行われているんですねぇ。
今後、ますます電動化の流れは加速していきます。そんな時代をマツダはどのようにして生き残っていくのか、とても興味深いです。