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【特別企画】マツダコネクトと私

マツダ全般
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マツダ車に搭載されている「マツダコネクト」

めでたく第6世代にも「新世代マツダコネクト(マツダコネクト2)」が搭載されることが海外で発表されました。それを記念して「マツダコネクトと私」という題名でその喜びを書き記してみたいと思います。

前回:マツダUSAが「2021 CX-5」を発表、10.25インチのセンターディスプレイを搭載

前回、USA仕様の2021 CX-5に「新世代マツダコネクト(以下、マツコネ2)」が搭載されることがわかりました。

これは、マツダコネクトを追いかけ続けた私にとっては非常に歴史的なことです(追いかけ続けたとっても詳しいわけでなく、ただ単に調べているだけですが……)それに普段、日常生活ではマツダコネクトの話などはできませんのこういう場を利用していたいと思います。

私とマツダコネクトの出会いは、旧愛車の「アクセラ」を購入した時に遡ります。BM前期型アクセラということで「初代マツダコネクト(以下、初代マツコネ)」が搭載されていました。

初代マツコネといっても、バージョンは「30」でナビゲーションシステムは海外企業「NNG」が担当していた時期のものでした。今やこの組み合わせのマツダコネクトを使用している方は非常に少ないのかもしれません(デミオには全く違うシステムが積まれたこともありましたよねぇ懐かしい)

マツダコネクトのバージョンなどについてはこちら
初代マツダコネクトの歴史を振り返る [2019年09月06日更新] : K-BLOG

この初代マツコネとナビの組み合わせは当時では非常にセンセーショナルでしたが、それと同時にユーザーにとっては驚くべき内容でした。フリーズは頻繁に起こり、ナビゲーションは収録されている場所などが少なく案内もかなり独特、自社位置はほとんど正確な場所を挿してくれませんでした(高速道路の案内には驚いた記憶があります)

私個人的に今でも覚えているのは、デート中にセンターディスプレイが映らなくなって同情されたなんてこともありました。

いわゆる「マツダコネクトが使えない」といわれていたのはこの頃の話だったんですよね。そんな初代マツコネも今ではかなりの修正や改良、機能の追加などでバージョンは「70」となり、既存の問題は(ほとんど)無くなりました。

そんなマイナス面が目立った初代マツコネですが、なんだかんだで私自身は2020年になっても追いかけ続けていました。その魅力とはいったいなんだったのでしょうか。

初代マツコネを使用してその実態(前述)に驚愕したのと同時に「なぜそうなるのか?」という疑問が頭の中にありました。そこから、ここまで色々な問題があるシステムは誰が設計したのか、はたまた改善の余地はあるのかなどを調べていくのが楽しかったんですよね。

おかげで、Linuxの知識や情報の調べ方を学ぶことができました。これがすごく勉強になりましたし、何より楽しかったのを覚えています。

そして、色々な知識がついてくると他の自動車メーカーの車載インフォメントシステムにも興味が湧いてくるので、色々と調べていた時期がありました。でも、全く面白くないんです。

不思議。

マツダという会社がゼロから海外企業と作り上げた「初代マツコネ」という、完璧ではないけども現在進行形で進められていく改善ストーリーに強く惹かれていきました。一応はユーザーの一人だったので文句を言えば楽だったのかもしれませんが、それで満足していたらここまで追いかけることができませんでした。

もしマツダコネクトが登場当初から”まともな”製品だとしたら、私は興味を示さず、このブログもすぐに終了していたことでしょう。今があるのはマツダコネクトのおかげです。

そんなマツコネも2020年、ついに第6世代に「マツコネ2」が搭載されました。他社ではそれと同等、もしくはそれ以上のシステムが開発されたりして機能面を比較すると正直そんなに喜び驚くべきことではないのかもしれません。

しかし、それは問題ではありません。
マツダは「マツダコネクト」というものを絶え間なく進化させて2020年以降も使用できるシステムとして開発してきたことに意味があると思います(マツコネ2の中身がまったく別物ということは置いておきます)

正直、ここまで立て直せるとは思っていませんでした。
登場当時でさえスペック不足だったのが、ここまであきらめずにテコ入れされるのは一種のドキュメンタリーですよ。

多くの人は機能面で喜ぶのかもしれません。
しかし、私にとっては少し違う「歓び」を体験することが出来ました。マツダコネクトの成長物語をリアルタイムで追いかけることができたのは誇りに思えます。

それにマツダ創立100周年とも重なるのもきっと偶然ではないと思います。

マツダコネクトって素晴らしい。

そんな「マツダコネクトと私」なお話でした。