2020年、マツダは創立100周年を迎えました。
そんな中、中国メディアがロードスターのデザイナーである中山氏に対してオンラインインタビューを実施していました。
情報元:【图】100年的执着与梦 独家对话马自达设计师_汽车之家
情報元は「汽车之家」です。
インタビューの内容をざっくり翻訳すると、以下の通り。
メディア(以下、Q):マツダの100年間で最も重要なモデルは何?
中山氏(以下、A):コスモスポーツQ:100周年特別記念車を発売する理由は?
A:100周年を祝うものであり、何よりもお客様への感謝。お客様がより多くの選択肢を持ち、記念モデルを簡単に所有できることを望んでいるQ:マツダはどのように開発や意思決定をしているの?
A:お客様に寿司セットを提案するような感じ。消費者のお気に入りなデザインをひとつひとつクルマに投影するのではなく、消費者の好みを理解しつつ、消費者の「美意識」にあったデザインを積極的に投入していく。Q:マツダは大画面なインテリジェントシステムを投入しないのはなぜ?
A:コストがかかるからです。ボディやシャーシなどのメカニカルな部分の改善に多大なコストがかかっているので、そちらにもコストをかけると販売価格が上がってしまう。ただ、マツダファンの方は失望しないでほしい。将来的にニーズに応えることができるようになるから時間をください。Q:マツダ車の車内スペースは狭いが改善する?
A:将来のマツダはさらにボディが大きくなり、それに応じて車内スペースも増える。ただ、目的としてはデザイン性を重視することなので、内部空間の改善が最優先ではないQ:趣味は?
A:自宅の芝を整えること※内容はかなり要約していますのでご注意ください
中山氏がインタビューというのはなかなか珍しいですね。
特に中国メディアとの組み合わせは今までにあまり見たことがありませんでした。
インタビューの内容もかなり興味深いです。
マツダのインフォメントシステムの件に関しても、2021 CX-9(北米仕様)に搭載された10.25インチセンターディスプレイを示唆するような発言もしており、新世代マツダコネクトの第6世代搭載は中国でも期待が出来るのかもしれません。
また、マツダの将来についてもほんの少しだけ語られています。訳がちゃんとあっているのかは不安ですが、この訳が正しければ「サイズが大きくなっていく」ことは必須なのかもしれませんね。スモール群などはなるべく大きくしないような努力がされていますが、ラージ群に関しては間違いなくサイズアップはされてくると思われますので、今後の発表が楽しみです。
以上です。
マツダも100周年を迎え、次の100年に向けて動き出しています。どうなっていくのかは誰にもわかりませんが、今のマツダの変わらない「意思」を貫いてほしいですねぇ。