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MAZDA3,CX-30,MX-30の「電子制御ブレーキシステム」におけるエンジン始動から走行までの動作について

マツダ全般
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マツダの新世代商品群「MAZDA3 & CX-30 & MX-30」

電子制御ブレーキシステムの動作についてです。

情報元は、欧州のTSBです。
欧州で公開されている「E006/22」という書類には、新世代商品群の電子制御ブレーキシステムの動作について説明していました。

[機械訳]

■対象
E006/22: MAZDA3 (BP), CX-30 (DM), MX-30 (DR) エンジン始動から車両走行までの電子制御ブレーキシステムの動作について

■商品説明
電子制御ブレーキユニット搭載車において、エンジン始動から走行中に発生するクリック音、ブレーキペダルの振動、ブレーキペダルが硬くなる現象について説明します。

■メカニズム
電子制御ブレーキユニットがアイドルモードから電子制御ブレーキモードに切り替わる際に、これらの症状が発生することがあります。(以下、「バイワイヤモード」という。レストモードからバイワイヤモードへの移行をトランジションモードと呼ぶ)。
電子制御ブレーキユニットは、イグニッションを5分以上オフにすると、アイドルモードに切り替わります。その後、ブレーキペダルを踏み込み、再び電子制御ブレーキユニットを作動させると、アイドルモードからトランジションモードに切り替わります。
通常、ドアをロック/アンロックし、ブレーキペダルを踏んだ状態でエンジンを始動すると、以下のような症状が発生します。

■代表的な例
いくつかのケースがありますが、その代表的なものは以下の通りです。
イグニッションを切ってからブレーキユニットがレストモードになるまで5分以上車内にとどまり、その後ブレーキペダルを踏んでエンジンを始動させた場合。
イグニッションはオフになりますが、ドアは荷降ろしなどのために開いたままになります。5分経過して電子ブレーキユニットがレストモードになった後、ドライバーが乗車してブレーキペダルを踏み、エンジンを始動させます。

引用元:MAZDA TSB

マツダの電子制御ブレーキを搭載している車両では、特定の状態(イグニッション5分以上)でエンジン始動時に「クリック音」や「ペダルの振動」「ペダルが硬くなる」という現象が起きるようです。

この現象は特に不具合というわけではなく、そういった仕様のようですね。これは大変勉強になりますねぇ。もしこの現象が起こっても、上記のことを理解していると安心できそうですねぇ。