Appleのエントリー向けタブレット「iPad」
2022年10月に発売された第10世代モデルを購入しました。
2022iPad(第10世代)についてこちら
→10.9インチiPad(第10世代) – Apple(日本)
2022年10月26日から発売された最新モデルのiPadです。
従来モデルからデザインが刷新され、ホームボタンが廃止されたり、USB-Cが採用されたりと大幅に進化しています。
私は第9世代モデルを所有しているので、どうしてもこの第10世代モデルと比較検証してみたいと思い、今回第10世代モデルを購入しました。
化粧箱と内容物
まずは化粧箱です。
今までと変化はありません。
ただ、私自身「イエロー」を購入するのは初めてでしたので、Appleのロゴも黄色になっているのはとても新鮮でした。
私が購入したのは「64GB(Wi-Fi)」モデルです。
一番の低価格のはずですが、お値段は約7万円弱とかなり高額商品となってしまいました。
64GBの価格(税込み) | |
第10世代iPad | 68,800円 |
第9世代iPad(現行モデル) | 49,800円 |
第9世代iPad(登場当初) | 39,800円 |
この価格帯だと、今までのiPadのコスパの良さが消し去ってしまいましたねぇ。
次に「内容物」です。
- iPad本体
- USB-C充電ケーブル
- USB-C電源アダプタ
- 取扱説明書&シール
iPhoneでは同梱されなくなってしまったアダプタ類が付属しているのが嬉しいですねぇ。しかもUSB-Cケーブルは「編み込み式」となっており、耐久性がかなり増しているようです。
さらに、USBケーブルは「USB-C」のみとなりました。
これでタブレットシリーズでは「ライトニング」が全てなくなったことになります。今後はiPhoneでもなくなっていくんでしょうねぇ。
外観
今回購入したのは「イエロー」です。
とても鮮やかできれいな「イエロー」には満足しています。
ただ、この写真を見てわかるとおりに「汚れ(傷?)」がけっこう凄かったです。本体のあちこちに汚れが目立っており、拭いてもなかなかとれません。これはちょっと気になりますねぇ。
液晶画面には「ホームボタン」がなくなりました。
そのおかげでとてもスッキリしていますね。
画面も10.9インチとなっており、非常に見やすくなりました。ただ、ホームボタンがなくなったので、画面を表示させるのに側面のボタンを押さないといけないのがちょっと面倒でした。
本体下部に「USB-C」がしっかりと配置されていました。
これで「USB-C」で他の機器と共有できそうです。ただ、既存のApple製品(iPhone 12 miniなど)では、ケーブルを使い分けなければいけないのが面倒ですね。個人的に嬉しかったのが「横画面表示にした際にスピーカーが両サイドにある」ことですね。これは地味に嬉しい進化ポイントです。
第10世代では「電源ボタン内蔵タッチID」が採用されました。
本体を縦持ちした際の上部に位置する場所に配置されています。ボタンも押しやすいですし、タッチIDの感度も良好で使い勝手は良い感じでした。
液晶画面には「多少の浮き」が存在します。
これはエントリー向けなので仕方ありません。
AirやProなどでは「フルラミネーションディスプレイ」となっており、この浮きがなくなっているそうです。ただ、正直そこまで気になるものではありませんでした。
それと「フロントカメラ」の位置が変わりました。
第9世代では「縦持ちした時の上部」に配置されていましたが、第10世代からは「横持ちした時の上部」に配置されました。これは最近の情勢(リモートワークなど)を踏まえた配慮だそうですね。個人的にはほとんど使わないので、便利なのか邪魔なのかはわかりませんでした。
ひとつ言えるのは「縦画面で持っているとカメラを滅茶苦茶触る」です。
また、地味に興味深かったが「初期設定画面が横表示に対応していた」ことです。
起動時に出るAppleロゴも横画面表示になっていました。
初期設定も全て横画面でできるようになっていたんですねぇ。知りませんでした。
本体重量(実測)
(実測) | 本体重量 |
第10世代 | 485g |
第9世代 | 492g |
第10世代iPadの本体重量は「485g」でした。
ちなみに、第9世代は「492g」でしたので、若干軽くなっています。
持った感じも「おっ軽い」と思えるほどですので、第9世代よりも持ち運びはかなり楽になりそうな予感がします。
第9世代との比較
第9世代との比較もしてみたいと思います。
全体の大きさはほとんど変わりません。
ただ、自分が見た感じだと、若干第10世代の方が全体的に大きくなっている感じでした。公式ページの寸法を比較してみると以下の通り。
第10世代 | 第9世代 | |
高さ | 248.8mm | 250.6mm |
幅 | 179.5mm | 174.1mm |
厚さ | 7mm | 7.5mm |
とても意外な結果でした。
高さと幅に関しては言われてみればそうなんですけど、厚さに関しては完全に誤解していました。
デザイン的に「四角く」なった影響もあるのかもしれません。ただ、それによって弊害があるわけではなく、個人的にはこの厚さのおかげで持ちやすくなった印象があります。
カメラに関してはだいぶ異なっています。
第10世代ではかなり大型化しており、さらにかなり出っ張っています。このカメラのデッパリの影響で机に置いた際にぐらぐらするかと思いましたが、そんなことはありませんでした。なので、この影響はほとんどありません。
2022 iPadの率直な感想
絶対に「買い」というわけではありません。
一番の理由は「価格」です。
この価格帯は値上げ前の「iPad mini」や「iPad Air」などが存在していました。それらよりも機能的には抑えられているので、機能重視ならばもう少しお金を払って上記のモデルを購入した方が良いと思ってしまいます。また、第9世代も併売されているので、さらに購入する意味を探すのが難しい商品だと思います。
あまりにもエントリー向けではなさすぎる価格帯では、今までのような「コスパ最強」という評価はなくなっていきそうです。
ただ、iPadでは順当な進化をしており、表示領域の拡大や最新のデザインなどなど、購入して損するわけではありません。個人的にはUSB-Cや重量の軽量化などは嬉しかったです。あと「イエローの鮮やかさ」は所有欲を満たしてくれました。
コスパを求めるなら「第9世代iPad」
Apple好きは「第10世代iPad」
こんな感じかもしれません。