マツダの第7世代から採用された「新世代マツダコネクト(マツダコネクト2)」
UN-R156に対応するに伴ってどのように進化したかを学びます。
情報元は、マツダ公式ページです。
こちらでは、マツダの「2023年マツダ技報」が公開されていました。その中に「車載ソフトウェア更新を行うための管理システムの構築」という論文が掲載されています。
こちらに書かれている内容は以下の通り。
- UN-R156 Software update and software update management
system(UN-R156)が施行されたことに伴い,スモール群から採用されたITシステムを拡張して能力証明書及び型式認可を取得した - 2022年7月以降、「MAZDA SPIRIT UPGRADE 1.1」のようなソフトウェアアップデートを今後も継続していくためには「UN-R156」の対応をしなければならない
- MIIDASで「ソフトウェア」を車載部品のひとつとして取り扱うことにした
- 前世代商品群ではSW書込みに関してMIRS(MIDAS Intangibleproducts Release System)と呼ばれるシステムを構築していた
- 新世代スモール商品群では,この MIRS による管理対象を「全車載 ECU」に拡大して一元管理を開始した。
- UN-R156 では,「車種情報」「HW 部品番号」「SW 部品番号」を紐づける必要がある
CX-60や2023年商品改良MAZDA3やCX-30などから、内部的なシステムが大幅変更されていました。その理由としては「UN-R156」に対応するためということみたいですね。この法規に対応するのにはかなり大変な感じだったみたいですねぇ。
論文の中に「部品番号」の見方が書いてありました。
■部品番号フォーマット(例):X001-Y0001-A
-X001(4 桁) | 種類番号,バリエーション(車種,仕向け,装備による違い) |
-Y0001(5 桁) | 機能番号,部品がもつ機能(エンジン制御,ADAS 制御,等制御する車両内での機能) |
-A(1 桁) | 改訂履歴番号,バージョン |
これはマツダの部品番号の理解を深めてくれますねぇ。
私はこの手は素人なので詳しいことはわかりませんが、読んだ限りでは「車両自体のハードやソフトなども内部で細かい部分まで管理されている」みたいです。ということは、ちょっと前では個人でやれていたカスタマイズなんてことはもうやらない方が良いみたいですねぇ。
今後、クルマは素人では弄れないものとなっていきそう。
こういうのはあらかじめ勉強しておかないと、クルマをダメにしてしまいそう。