マツダの新世代エンジン「e-SKYACTIV X」
失敗した理由を書いた記事を見て思うことです。
情報元:Why Mazda’s _Holy Grail_ Combustion Engine Flopped
情報元は「CARBUZZ」です。
こちらでは、マツダの内燃機関エンジン(特にSKYACTIV-X)が失敗した理由について北米から見た視点で書いてありました。
この記事による失敗した理由はざっくり言うと以下の通り。
- パワー不足
- 効率不足(燃費向上がわずか)
- 高価すぎる
失敗かどうか赤の他人が断定することはできませんが、確かにそうだなと思う部分もありますよね。全体的に中途半端な仕上がりになってしまっていたのは事実だと思います。また、登場前のアピールで期待値を上げ過ぎてしまったというのも拍車をかけてしまったのではないかと感じています。ちょっとマツダの自己満足な開発になってしまった感がありますよね。
日本では「ハイオク推奨」というのもプラスされてかなりコアなファン向けな商品となってしまいました。以前、メディア記事でマツダがハイオク推奨になった経緯を「欧州向けの試乗会での自動車評論家の意見を汲み取った」的なことを書いてあったのを覚えています。一般向けに目を向けることができなかったのは失敗だったと思います。
ただ、SKYACTIV-Xが完全に失敗だったわけではなく、現在でも欧州の一部地域で活躍をしています。まだ日本でも一応販売されていますし。技術的にも次につなげることが出来ているはず(元々繋ぎのエンジンですもんね)
g既に後継エンジン「SKYACTIV-Z」の開発が進行中です。
このZは一体どんなエンジンになるのでしょうか。マツダは「尖った製品を造っていきたい」としていますが、あまり尖り過ぎるとまた同じことを繰り返してしまいそうですので、慎重に冷静に、しっかりと基本に立ち返った開発をしていって欲しいですねぇ。