トヨタのコンパクトカー「ヤリス」
レンタカーで借りたのでその感想とコンパクトカーというジャンルについてです。
前回:初心を思い出すために、石垣島旅行へ行ってきました【前編】
先日、石垣島旅行へ行ってきました。
その時レンタカーとして借りたのが「ヤリスハイブリッド」でした。せっかくなので、その感想についてを語っておきたいと思います。
ヤリスハイブリッドの感想
レンタカーとして借りた車両は、ちょっと古めのヤリスハイブリッドでした。恐らく商品改良ひとつ前のモデルだと思われますが、詳しいことはよくわかりません。
ただ、ストロングハイブリッドって良いですね。
低速域はEV走行が可能で中速域からのエンジンに切り替わる際も違和感はなく、車内へ入ってくるエンジン音もわずかなので気になりません。燃費も良いですし。
天文台へ向かう山道を走行時でもEV走行がある程度可能でした。かなり傾斜のある坂道は流石にエンジン走行でしたけど、それ以外の連続した登り坂はEV走行で静かに登っていきます。これは地味にすごいな共いました。帰りの下り坂ではシフトレバーを「B」にすることで回生が強まって、一気にバッテリー残量が増えたのも面白かったです。
ハイブリッド車の良いところって、アクセルオフにした時にもエネルギーを回収しているので無駄が少ないんですよね。なので、止まる時や坂道を下る時なんてのはバッテリー残量が増えていくのを見るのが楽しい。それと、ACCなどでも回生ブレーキをうまく利用しているので、ある程度自然なブレーキになっているようにも思えます。
それと今回使用した車両は、オドメーターが5万キロ以上になっていました。
荒い使われ方をするレンタカーでも、まだまだバッテリーは通常使用できる範囲だと思いました(多少へたってきているなとも感じましたが)10万キロ行くまでには流石にバッテリーの寿命が来ていそうですけど、日常使いなら結構長持ちしてくれそうですねぇ。
EV、MHV、HEVなどの様々な電動車を乗りましたが、個人的には使い勝手の意味で「HEV」が一番良いと思っています。世界的にも「HEV」が人気ですので、それも納得です。
ただ、ゼロ発進からEV走行時のもっさり感は気になりました。
少しでも強く踏むとエンジン走行になってしまいますので、もうちょっとEV走行時を力強くできればなと思いました。
それと走行性能は良い。
普段は軽自動車に乗っているので、急カーブなどの安定感は段違いだなと思いました。加速なども圧倒的ですので、これがコンパクトカーが軽自動車と比べて良いところなのかもしれません。その代わり、快適装備などは軽自動車の方が豪華なんですよね。
あと、シフトレバーが使いやすかった。
トヨタお馴染みの使いにくいあのシフトレバーではなく、ストレートタイプの従来型となっていました。ハイブリッドでもこのシフトレバーが使えるのは嬉しいですね。マツダもそうですけど、次世代シフトレバーが使いにくい。あの構造にするならボタン式にした方が良いと思っています。
コンパクトカー(SUVは除く)の将来について考える
久しぶりに普通車(コンパクトカー)に乗りました。
走行性能やストロングハイブリッドなどなど、良いところもある反面、日本市場では「軽自動車」の方が売れているというのが現状らしいです。
確かにいち消費者としては、普通コンパクトカーのメリットがある部分はなかなか難しいですよね。価格、快適装備、税金、所有コストなど、分かりやすい部分では「軽自動車」が優位となっています。もちろん「衝突安全性」という重要なメリットはありますが、日常を考えるとなかなか怒らないので選ばれるメリットではないのかもしれません。
今後、普通車のコンパクトカーはどのように生き残るのか。
日常生活で使用するのは軽自動車と考えるのなら、かなりニッチなカテゴリとなっていきそうですよね。低価格帯をやめて、快適装備モリモリのちょっとした高級車になっていくしかないのかも。今までのような「庶民のクルマ」ではなく、一部のサイズにこだわりのある富裕層が好き好んで購入するクルマとなっていくのかもしれません。それとも消滅していくのか。
実際どうなっていくのかわかりませんけど、コンパクトカー好きな私としては生き残ってほしい。