マツダが継続的に実施している「値上げ」
全体的に車両本体価格はどうなっているのか気になったので、色々と調べてみました。
最近、マツダはモデル全体で値上げを実施しています。
ただ値上げするわけではなく、色々と付加価値がついていますけど、それでも値上げは消費者にとっては厳しいですよねぇ。
ここ数年継続的に行われていたので、今のマツダはの平均価格と中央値は一体どんな感じなのかを調べるためにExcelに2023年10月現在の全モデル、全グレード(軽自動車、商用車、福祉車両、モータースポーツ車両は除く)を書き出して色々な数値を算出してみました。
以下がその結果です。
■グレード数
194
※各モデルのAT、MT、2WD、4WDはそれぞれ別にカウント
■最も安いモデル
MAZDA2 15C 2WD/AT:¥1,548,800
■最も高いモデル
CX-60 PHEV Premium Sports/Modern 4WD/AT:¥6,462,500
平均価格 | ¥3,583,959 |
中央値 | ¥3,522,200 |
トランスミッション | グレード数 | 割合(%) |
AT | 178 | 91.75 |
MT | 16 | 8.25 |
合計 | 194 | 100 |
形状 | グレード数 | 割合(%) |
SUV | 108 | 55.67 |
乗用車 | 72 | 37.11 |
スポーツ | 14 | 7.22 |
合計 | 194 | 100 |
※スポーツは「ロードスター」「ロードスターRF」
駆動方式 | グレード数 | 割合(%) |
2WD | 112 | 57.73 |
4WD | 82 | 42.27 |
合計 | 194 | 100 |
エンジン種別 | グレード数 | 割合(%) |
ガソリン | 67 | 34.54 |
ディーゼル | 75 | 38.66 |
電動化 | 52 | 26.80 |
合計 | 194 | 100 |
※電動化は「e-SKYACTIV G」「e-SKYACTIV D」「e-SKYACTIV PHEV」「e-SKYACTIV EV」「e-SKYACTIVR-EV」
エンジン名称 | グレード数 | 割合(%) |
SKYACTIV-G 1.5 | 26 | 13.40 |
SKYACTIV-G 2.0 | 14 | 7.22 |
SKYACTIV-G 2.5 | 23 | 11.86 |
SKYACTIV-G 2.5T | 4 | 2.06 |
SKYACTIV-D 1.5 | 7 | 3.61 |
SKYACTIV-D 1.8 | 22 | 11.34 |
SKYACTIV-D 2.2 | 38 | 19.59 |
SKYACTIV-D 3.3 | 8 | 4.12 |
e-SKYACTIV G 2.0 | 29 | 14.95 |
e-SKYACTIV X | 7 | 3.61 |
e-SKYACTIV D | 4 | 2.06 |
e-SKYACTIV PHEV | 4 | 2.06 |
e-SKYACTIV EV | 3 | 1.55 |
e-SKYACTIV R-EV | 5 | 2.58 |
合計 | 194 | 100 |
平均価格は「約358万円」、中央値は「約352万円」となりました。
数年前はもっと低い数値だったと思うんですけど、ここまで平均が上昇していたんですねぇ。中央値も同じような金額なので、マツダ車は大体300万円というのが衝撃。
SUV比率は約50%となっており、マツダは「SUVを製造する会社」というのを再認識できますねぇ。
電動化に関してはまだまだですね。
電動化と言っても「マイルドハイブリッド」がほとんどですので、本格的な電動化はもう少し先になると予想されます。ということは、まだまだ値上げをしていくことは間違いないでしょう。
そして、マツダは「ディーゼル」を売りにしているのがよくわかります。他社のハイブリッドに対抗するのには「ディーゼル」しかありませんよね。個人的に気になるのは「ディーゼル」と「ストロングハイブリッド」のトータルコストはどっちが高くなるのかです。けっきょくのところコスパはどっちがいいですかねぇ。
以上です。
データで遊んでみると色々と面白い。
マツダはこれからもっと価格が上がっていきそうで怖いですねぇ。