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国内向けMX-30に「サンルーフ」と「ディーゼルエンジン」を採用しなかった理由について

マツダ全般
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マツダの新世代商品第3弾「MX-30」

国内向けに「サンルーフ」と「ディーゼルエンジン」が採用されなかった理由についてが語られていました。

情報元:安東弘樹のクルマ向上委員会!(44) 3ドアハッチの進化系? 安東弘樹、マツダ「MX-30」を語る! | マイナビニュース

情報元は「マイナビニュース」です。
こちらでは、クルマ好きとして有名な安東氏がMX-30についてをマツダの開発陣と話すという企画が掲載されています。その中で、安東氏が2つ指摘している部分が個人的に気になりました。

まずは「サンルーフ」についてです。
安東氏は、MX-30後部座席を「潜水艦の窓から外を見ているような感じ」と表現しており、ちょっと閉塞感があることを指摘しています。その対策として「サンルーフがあればいいのではないか」と発言していましたが、マツダの開発陣は以下のように回答しています。

久:ソリューションの1つとしてサンルーフも考えたのですが、観音開きのドアを採用していることもあり、衝突剛性の観点から、今回は断念しました。ただ、技術は進んでいるので、透明には見えるけどガラスではない素材を使うとか、窓を広くするためにピラーをもう少し削るとか、やり方はいろいろあると思います。

引用元:安東弘樹のクルマ向上委員会!(44) 3ドアハッチの進化系? 安東弘樹、マツダ「MX-30」を語る! | マイナビニュース

海外向けの「MX-30」ではサンルーフは採用されていますが、日本向けでは「衝突剛性」を理由に採用しなかったそうです。マツダでサンルーフは「海外モデルには採用」ということはよくあることなので、一応の理由してなのかもしれません。

マツダはガラス製サンルーフ以外の解決策を模索しているようなので、これらは数年後に登場する「ラージアーキテクチャ」に期待した方が良いのかもしれませんねぇ。

次に「ディーゼルエンジン」についてです。
安東氏はMX-30に関しては「トルクが物足りない」や「燃費によるランニングコスト」を指摘しており、その対策としてディーゼルエンジンを採用すればいいのではないかと発言しています。それに関して、マツダ開発陣は以下の通りに回答しています。

久:ご期待いただいている部分はあると思うんですけど、触媒やレイアウト、価格などの問題もありますので、現状ではご用意していません。

引用元:安東弘樹のクルマ向上委員会!(44) 3ドアハッチの進化系? 安東弘樹、マツダ「MX-30」を語る! | マイナビニュース

様々な面での問題があるそうで採用されなかったそうです。

MX-30に関しては、欧州向けの「EV」で厳しい環境規制に対応することが最優先事項となっているはずなので、現時点ではディーゼルエンジンを積むというのは非常に難しいのではないでしょうか。また、日本国内モデルにおいても、かなり「低価格」を重視している傾向が見受けられますので、ディーゼルエンジン(MX-30ではSKYACTIV-D 1.8?)を採用することで価格が跳ね上がてしまうのも要因のひとつなのかもしれません。

以下はMX-30に関する話から逸れますが、最近、他社のコンパクトカーによく乗る機会があります。特に印象的だったのが「TOYOTA ヤリス」なんですが、乗り心地も良し、装備内容も充実、価格も控えめ、そしてなにより「驚異的な燃費」が非常に魅力的でした。他にもHONDA FITや先日発表された日産ノートなども燃費が凄まじいことになっています。実際に生活で使用するには、燃費というのは非常に重要な要素なので、これらは日本の市場にあっていると感じました。お金をかけてでも保持していたいと思うのって結構お金がないと難しいですよねぇ。

それらを見てしまうとマツダの商品が霞んでしまう感じがありました。ただ、マツダも一昔前の終わりのない燃費競争や価格競争に参加する気はないと思いますので、マツダの一番の売りである「デザイン」と「質感」で勝負するしかないと考えると、MX-30というのはそれらを体現している様にも思えます。なので、今後はマツダのクルマの売り方をもっと変えていくのかもしれませんねぇ。

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