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Wi-Fi 6対応ルーター「NEC Aterm PA-WX3000HP」を購入しました

デジタル
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なんだかんだありましたが、Wi-Fi 6対応ルーター「NEC Aterm PA-WX3000HP」を購入しました。

前回:「Wi-Fi 6」対応ルーター導入を断念した話

前回、次世代規格「Wi-Fi 6」に対応したルーターを導入しようと色々と健闘しましたが、結局導入を見送ることにしました。

しかし、自分自身がなにも試さずに他人のレビューを信じるのはあまり良いことではありません。色々なお叱りなども受け、自分の心を改めましてルーターを購入することを決めました。

機器紹介・初期設定

購入したルーターは、前回紹介したNEC製ルーター「PA-WX3000HP」です。

Aterm WX3000HP:仕様 | 製品一覧 | AtermStation

2020年5月に発売された「Wi-Fi 6」に対応したルーターとなっており、NEC製の「Wi-Fi 6」対応ルーターのなかでも比較的お手軽なエントリーモデルとなっています。

購入時の価格は「12,980円(税込み)」でした。
個人的な評価としては、性能と価格のバランスは高すぎず、安過ぎずといった感じで良いと思いました。

付属品は以下の通り。

極めてシンプルです。
一応、短いながらもLANケーブル(5e ストレート)が付属されているので、接続テストなどを行うのに重宝します。ACアダプタはコンセント差込口と一体型となっているので、タコ足配線では場所をとってしまい他の線と干渉してしまう可能性があるのが少し苦戦しました。

本体の重さは実測で714gとちょっと重め。
寸法も「約48(W)×129.5(D)×170(H)mm」となっており、それなりの大きさなので置き場所が限定されている方は少し注意した方がいいかもしれません。

本体側面は以下の通り。

LANケーブル差込口が4口。
最上部には、機能切替えスイッチ(ルーター⇔ブリッジ⇔子機)が搭載されています。

このルーターは、発売当初は「中継/子機」モードには対応していませんでしたが、最新版ファームウェアでそれら機能が追加されました。実は、この機能が私にとっては最重要な項目となっています。

前回説明した通り、我が家は無線での接続が主となっています。

有線のみの接続は物理的に難しいので、イーサネットコンバーター機能は必須となっているんです。なので、今回この機能を利用するために「NEC Aterm PA-WX3000HP」を2台購入しました。

2台購入するのって結構勇気がいるんですよねぇ。

さて、初期設定です。
これが意外と簡単で、ルーター本体を「ルーターモード」に設定した状態で電源を入れてモデムなどに接続します。そして、web設定画面を開くと自動的にどのような環境で接続しているのかを判断してくれます。もし、他にルーター(モデム一体型ルーター)などが存在する場合、設定画面で「ブリッジモードに切り替えを推奨します」と表示してくれます。

設定自体は、説明書通りに行えばあっという間でした。最近のルーターは便利なんですねぇ。

しかも、スマートフォンなどでも設定を行うことが出来ます。

上記はNECが提供するiOSアプリ「Aterm スマートリモコン」というもので、こちらを用いてWi-Fiに接続すると自動的に機器を検索して一覧表示にしてくれます。

画像を見ると、一つは「中継機モード」、そしてもうひとつは「ブリッジモード」と認識しているのが確認することが出来ます。設定した機器をタップすると自動的に設定画面に飛ぶことが出来、好きなようにカスタマイズできるのが素晴らしい。

この機能は本当に助かりました。
滅茶苦茶便利

実際に使用した感想

率直な感想としては、あまり変化はありません。
速度が出たのかと言われると、劇的な変化というものはありませんでした。多少上りと下り両方の速度が向上したような気がするという感覚はありましたが、そもそも前環境も非常に安定していたので、違いはあまり感じることはありませんでした。

ただ、このルーターでは5GHz帯の電波を主に使用することになったことで、電波の安定性が以前の環境よりも改善されていると思います。具体的には電子レンジなどを使用しても電波が乱れることがなく、安定した通信を行うことが出来ました。

iPhone 12 miniでも回線速度テストしてみましたが、期待していたほどの速度はでていませんでした。ここら辺はまだよくわかっていないので、もう少し調査して改善したいと思っています。

このルーターを購入して改善された点をざっくりまとめると以下の通り

  • 設定画面が最新になり設定が楽になった
  • スマートフォンで設定できるようになった
  • Wi-Fi 6に対応しているので今後の活躍に期待できる
  • 新しいのに買い換えて寿命故障の心配がなくなった

また、インターネットで調べたレビューなどの「安定しない」「接続できない」「再起動必須」に関しても、今のところは全く問題ありませんでした。前述の通り、非常に安定したネット環境が構築されています。このルーターの特徴でもある接続台数が「36台」ぐらいまで接続できるというのもかなり影響を与えてくれていると思います。最近、色々な電子機器が無線接続しますからねぇ。

ひとつだけ懸念しているのは「熱暴走」です。
このルーター、使用していると本体がすごく発熱するので非常に心配になります。この熱が原因で「不安定」「再起動必須」などのレビューが存在するような気がしました。なので、個人的な対策として親機と子機両方の「無線の出力設定」を「50%」に変更して、少しでも発熱を防ぐという設定に変更しました。ちなみに、出力を50%にしても無線範囲や回線スピードに関しては、100%時とほとんど変化がありませんでした。これで長期間使用してどうなっていくのかを調べてみたいと思います。

まとめ

実際に試してみないとだめですね。
結果としては、購入してよかったです。
これでネット環境も最新になり、回線安定やセキュリティ面でも非常に安心できるレベルまでもっていくことが出来ました。まだまだWi-Fi 6 対応機器が圧倒的に少ないですが、今後は対応機器も増えてくると思いますので、長い目で見ると良い投資が出来たと思いました。

それと、以前使用していたルーターが「子機」として使用できることになったのも地味に嬉しいです。これで他の機器を「疑似有線化」することが出来るので、自宅のレイアウトなども自由度が増しました。

お金はかかりましたが、それに見合う満足のいく結果となりました。
PC環境を改善していくのはなかなかに奥が深いですねぇ。