マツダの復活のロータリー「MX-30 R-EV」
欧州仕様の技術紹介と価格が公開されていました。
情報元:Mazda MX-30 e-Skyactiv R-EV: Ein Plug-in-Hybrid auf Mazda Art
情報元は、マツダドイツのニュースリリースです。
こちらには、欧州で発表された「MX-30 R-EV」の詳細を説明していました。
画像引用元:Mazda Deutschland
■R-EVの燃費
WLTP 燃料消費量 | WLTP CO2排出量 | |
R-EV | 1.0L/100 km | 21g/km |
※1.0L/100kmを変換すると「100km/L」
- EV走行では「85km」
- 主に都市部を走行する場合、電気での航続距離は 110 キロメートル (WLTP 都市部) まで伸びる
■ロータリーエンジンの詳細
- チャンバー容積が830㎤の新開発シングルディスクロータリーエンジン
- ローター半径「120mm」、ローター幅は「76mm」のコンパクト設計
- ロータリーエンジンの重量は15kg以上削減された(サイドハウジングにアルミを使用)
- 最高出力は「55 kW/75 hp」
- ガソリン直噴と「11.9:1」の高圧縮比
- 摩耗損失を減らすために多くの対策が講じられている(摩耗による対応年数も向上)
- EGR(排気ガス再循環システム)を使用
- 調整された三元触媒コンバーターとガソリン粒子フィルターによって汚染物質を除去
- 排気ガス基準「Euro 6d ISC-FCM」を満たす
- 燃料タンクは「50L」
- ロータリーエンジンのもう 1 つの利点は「低振動走行」
- マツダ サウンド コンセプトは、車内のラウドスピーカーを介して走行速度に関する音声フィードバックをドライバーに提供
■EVとしての詳細
- 11kWウォール ボックスの標準的な三相AC充電器を使用して「1時間30分」で完全充電が可能
- DC急速充電も対応
- バッテリーと発電機の組み合わせで「合計600km以上」の走行距離を実現
■ドライビングモードの詳細
- 「EVモード」は、充電レベルが0%に低下するまで、高電圧バッテリーからのエネルギーだけで駆動。その後、ロータリー ピストン エンジンのジェネレーター ユニットが正常にオンになり、走行に必要な電気エネルギーが生成される。
- 「ノーマルモード」では、バッテリー充電率が40%までは、回転式ピストンモーターが作動する前に高電圧バッテリーからのエネルギーだけで走行可能。その後、充電レベルは約45%に維持。
- 「チャージモード」は、特定の目標バッテリー充電レベルを設定でき、10%単位で設定可能。充電レベルが設定された目標値を下回った場合、バッテリーはロータリーエンジンと発電機によって設定された目標値まで充電され、充電レベルはそこで維持する。
- 選択したドライビング モードに関係なく、最高速度は140km/h
- 0-100km/hは「9.1秒」
■充電についての詳細
- 最大11kW の三相交流 (AC) 充電と高速直流 (DC) 充電の両方が可能
- 充電電力が36kW 以上のDC急速充電ステーションでは、バッテリーは約25分で 20 ~ 80% 充電される
- 最大出力11kWの三相 AC 充電ステーションおよびウォール ボックスでは、バッテリーを 0 から 100 パーセントまで充電するのに約 1 時間 30 分かかります (情報は周囲温度 25 °C )
■最大 1,500 ワットの自己完結型 230 ボルト電源
トランクに静止時に使用できる230ボルトソケットを装備。最大出力1,500ワットで、フロントのセンター コンソールに230ボルトソケットも装備されており、運転中に最大150ワットを供給
価格
- PRIME-LINE 35,990 ユーロ(約501万円)
- EXCLUSIVE-LINE 38,490ユーロ(約535万円)
- AD’VANTAGE 38,490ユーロ(約535万円)
- MAKOTO 40,490ユーロ(約563万円)
- EDITION R 45,040 ユーロ(約626万円)