独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が実施している衝突試験に使用されている車両は、どのように調達しているのかを調べてみます。
情報元:よくあるご質問/独立行政法人自動車事故対策機構 ナスバ(交通事故)
情報元はNASVA公式ページです。
こちらの「よくある質問」に以下の記載がありました。
A:ユーザーが実際に購入するように身分を明かして自動車販売店から購入しています。
ただし、自動車リサイクル法により匿名で自動車を購入することはできないので、自動車事故対策機構として購入しています。
なお、自動車製作者等からの評価の申し出により評価を実施する場合は、自動車製作者等から試験車両等の提供を受ける場合もあります。
試験車両については、不正改造の排除を目的に市場において販売されているものと同一の製造過程を経ていることを確認しています。
基本的には、一般の流通ルートと同じ方法で調達しているようです。ただ、メーカー申し出の場合は試験車両の提供を受けることもあると記されていました。
ちなみに試験映像はこちら。
ダイハツの不正は内部で実施している試験の話なので、JNACAPでは基本的には一般流通ルートで得た車両で試験を使用しているようですね。
あと「エアバッグのタイマー着火」に関しては、この不正の対象車両が「ダイハツ ムーブ」「SUBARU ステラ」「ダイハツ キャスト」「トヨタ ピクシス ジョイ」となっており、現時点の情報では「タフト」は含まれていません。
※タフトが関係している不正は前回参照
前回:ダイハツ タフトの「試験における不正行為」をまとめてみる
テレビとか見ていると色々情報が錯綜していきそう。
自分なりに調べてどれが正しいのかを整理していきたいですねぇ。