マツダの象徴「ロータリーエンジン」
完全復活するに必要なことについてです。
前回:マツダ株式会社「第158回定時株主総会」の内容と質疑応答をまとめてみました
前回、マツダの第158回定時株主総会に参加しました。
色々な質疑応答でおもしろかったですねぇ。
そこで一番多かった印象がある質問は「ロータリーエンジン」です。
多くの株主もロータリーエンジンの完全復活(駆動として利用する)を願っているようですが、マツダ(廣瀬CTO)は復活するための条件について以下のように述べていました。
- ロータリーエンジンの特徴は「雑食性」
- 様々なカーボンニュートラル燃料の普及することで「ロータリーエンジンの利点」が活かされる
- ロータリーが駆動エンジンとして復活するためには「排ガス規制をクリアすること」が条件となってくる
- マツダは復活のために鋭意研究・開発中
意外と厳しい条件だと思います。
現時点でカーボンニュートラル燃料の普及はまだまだですし、今後さらに厳しくなる排ガス規制をクリアしていくには何らかの技術革新がないとダメなのではないでしょうか。
近い将来は無理かもしれませんが、いつの日かマツダは絶対に復活させたいと考えているようなのが唯一の救いですねぇ。
その前に「2027年のEV専用プラットフォーム」が勝負となります。
この電動化の波を耐え抜いてマツダが生き残った先に、ロータリーエンジンの完全復活が見えてくるのかもしれません。