マツダの第7世代から搭載された「新世代マツダコネクト」
AndroidAutoのワイヤレス接続機能が使用できない理由についてです。
久しぶりに「マツダコネクト」に関する話です。
初心に帰って個人的に気になることを調べてみようと思います。
※素人が調べた結果なので正解かどうかはわかりません。
新世代マツダコネクトにはApple CarPlay / AndroidAutoが標準で接続可能になっているんですけど、ワイヤレス機能は「Apple CarPlay のみ」となっています。AndroidAutoについては現時点で最新のCX-80でも「有線のみ」となっていました。
しかし、海外では対応しているんですよね。
何故日本仕様では対応していないのか、最近は日本でもAndroidAutoのワイヤレス接続に必要な「5.2GHz」も社内利用も解禁されましたし。
→総務省が「自動車内用5.2GHz無線LANの導入」を制度改正したそうです
(5.6GHzは元々車内で利用可能だったらしいですけど、DFS(動的周波数選択)が必要ということで使い物にならなそう。5.2GHzではDFSは不要)
ちなみに、AndroidAutoのワイヤレス接続で「5GHz」とシステム要件に書いてあります。
車のディスプレイの Android Auto(ワイヤレス)
5 GHz Wi-Fi に対応した互換性のある Android スマートフォンと有効なデータプラン。ワイヤレス投影は、次の Android バージョンに対応しています。
- Android 11.0 搭載のスマートフォン
- Android 10.0 搭載の Google 製または Samsung 製スマートフォン
- Android 9.0 搭載の Samsung Galaxy S8、Galaxy S8+、Note 8
- Android Auto に対応している自動車またはステレオ。お使いの自動車またはステレオがAndroid Auto に対応しているかどうかご確認ください。
Android 10までは2.4GHzと5GHzの両方に対応していたんですけど、Android 11からは5GHzのみへと仕様変更されたそうです。
なので、新世代マツダコネクト(国内仕様)もAndroidAutoのワイヤレス接続するためには5GHzに対応している必要があるんですけど、歴代マツコネ自体は「2.4GHzのみ」に対応しているんですよね。
新世代マツダコネクトに関しても、同じシステム系統を採用しているとされるトヨタで2.4GHzにしか対応していません。
対応Wi-Fi®通信方式
IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)引用元:スマートフォンや通信機器の接続|Wi-Fi®ネットワークへの接続|Wi-Fi®機器使用上の留意事項|トヨタ自動車 NOAH 取扱書
ということで、新世代マツダコネクトがAndroidAutoのワイヤレス接続に対応していないのは「そもそもシステムが5GHzに対応していない」というシンプルな理由なのかもしれません。国内向けの新世代マツダコネクトで対応させる場合、通信ユニット自体を変更しないといけなさそうですので、対応するにもお金がかかりそうでメーカー側も躊躇しているのかも(AndroidAuto自体、マツダは何回か使用できないことがありましたし)
市販されている海外製トグルなどは大体が技適に対応していないので使えない可能性が高いですし、セキュリティ的にもリスクがありそうで怖い。
早く純正が対応してほしいですねぇ。