先日、マツダの決算説明会が開催されました。
そこで発表された資料から、今後におけるマツダの「価格ガバレッジ」を想像してみたいと思います。
前回:マツダ、2020年3月期 第2四半期 決算発表をよく見てみる。(ラージ群向け技術の投入時期見直しなど)
マツダの2020年3月期 第2四半期の決算説明会が行われました。
様々な厳しい現実に直面しているマツダですが、ここが踏ん張りどころです。
さて、プレゼンテーション資料に掲載された気になる資料がこちら。
「ブランド価値向上への投資(MAZDA3)」です。
画像引用元:pre191101_j.pdf
以前、サステイナブル”Zoom-Zoom”宣言2030で発表された価格ガバレッジの想像図に新型MAZDA3の価格帯イメージを付け加えたものです。
個人的に、赤い部分がラージ群かと思ったらそうではないようです。
新型MAZDA3のトップグレードは「SKYACTIV-X」搭載グレードで、それは拡大された価格ガバレッジの上位に位置しています。
そうなってくると、ちょっと妄想してみたくなります。
以前から自己満足で作成している「マツダ車価格比較表」があります。
→【マツダ車価格比較表】2019年商品改良CX-8を追加
こちらの表に、拡大された価格ガバレッジを当てはめてみました。
※青枠、オレンジ枠は適当に当てはめただけです。
今回はお試しという事で「ガソリンエンジン(2WD)」のみです。
本来はAWDもグラフに入れないといけませんが、お試しなので。
それと、車種をスモール群(左側)とラージ群(右側)で分けています。
どうでしょう?
一応、青枠とオレンジ枠は新型MAZDA3と最上位価格のCX-8に合わせています。
こんな感じというイメージとしてとらえて頂ければと思います。
ラージ群自体は300万~500万円で、ラージ群最上位モデルは500万前後な感じがしそうですねぇ。
こうしてみると、確かに価格帯は上がっていきます。
けれど、急激な価格上昇という訳ではなさそうです。
そもそも価格上昇は、環境規制や先進技術搭載または開発コスト高騰などによるところが大きいので、どのメーカーも避けられないのが現実です。
ひと昔の価格はもう非現実的になってきています。
そこに「ブランド価値」という価格をプラスするわけですが、その部分の上げ幅はあまりなさそうで、だとすると妥当な価格上昇なのかもしれません。
その分、値引きをしないことで補っていくのでしょう。
投入時期が延期になったラージ商品群。
少し残念ですが、その分期待が膨らみますねぇ。