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マツダ、2020年3月期 第2四半期 決算発表をよく見てみる。(ラージ群向け技術の投入時期見直しなど)

マツダ全般
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本日、マツダは2020年3月期 第2四半期の決算を発表しました。
公開された資料には、マツダの今後に関わる重要なことがたくさん書かれていました。
今回はその資料をよく見てみましょう。

情報元:【MAZDA】プレゼンテーション資料|IR資料

情報元はマツダのIR資料ページです。
11月1日にマツダは決算発表を行いました。
為替の影響が続いているので、かなり苦戦していますね。
正念場はまだまだ続きそうです。
そして、プレゼンテーション資料が公開されています。

まずは「サステイナブル”Zoom-Zoom”宣言2030」の進捗状況についての資料です。

画像引用元:pre191101_j.pdf

例の図ですね。
大体は順調に推移しています。
ただ、気になるのが「SKYACTIV-D GEN 2」と「Large商品群向けの技術」の導入時期を見直している点です。
海外では「SKYACTIV-D」の次なるステップなどが公開されると噂されていましたが、ここにきて「見直し」という言葉が出てきました。
かなり期待されているLarge群だけに、これは非常に気になりますねぇ。

また、マツダの車種の立ち位置を表した図も公開していました。

画像引用元:pre191101_j.pdf

この図では、SUVシリーズが中心(軸)となっており、そこから派生する商品というイメージですね。今までは、MAZDA2やMAZDA3などの普通車が主力でしたが、今後はSUVが中心となっていくんですねぇ。
ロードスターとMX-30は同じ枠組みのようです。
スポーツカーであったり、電気自動車であったりと、かなり特別なジャンルに挑戦していく車種がラインラップされていくのでしょう。

次に、マツダの価格帯についての図です。

画像引用元:pre191101_j.pdf

この図の謎が徐々に解けてきましたね。
MAZDA3は価格ガバレッジの拡大に伴い、赤い部分にも領域を広げていますね。これはSKYACTIV-Xモデルですね。
赤い部分はラージ群というわけではなさそうです。
こうなってくると、ラージ群はとびぬけた価格設定という訳ではなく、スモール群のSKYACTIV-X搭載モデルと同価格帯、もしくは少し価格が高くなる程度なのかもしれません。
マツダは決して「高級ブランド」になるつもりはないと藤原副社長は仰っていたのは、このことなのかもしれません。

最後に、販売台数計画についてです。

画像引用元:pre191101_j.pdf

ラージ群も交えた販売台数計画が掲載されています。
これによると、本格的なラージ群の投入は「2023年3期」のようですねぇ。そして、ラージ群で一気に台数を増やすのではなく、徐々に増やして本格的成長にもっていくという計画なのかもしれません。
どちらにせよ、ラージ群の登場はもう少し待つ必要がありそうです。

このプレゼンテーション資料には、他にも北米市場へのテコ入れなどの説明が事細かに書かれています。
今後のマツダを知る上では必読な資料ですね。
マツダには今後もワクワクさせて欲しいので、頑張ってほしいですねぇ。