スポンサーリンク

「Wi-Fi 6」を導入する利点があるかを考える

デジタル
スポンサーリンク
- -- ---

2021年現在、最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 6」

私自身が、この最新規格を導入する利点があるのかどうかを考えてみます。

この「Wi-Fi 6」とは、2020年1月に発表された最新の規格「IEEE 802.11ax」の名称です。
WiFi 6 特集|パソコン工房店舗情報

最大通信速度「9.6Gbps」となっており、周波数帯は「2.4GHz帯/5GHz帯」の2種類を使用することができ、様々なメリットが存在します。

  • 通信速度の向上
  • 複数端末環境における通信の安定性の向上
  • 接続する端末の省電力性の向上

どれ魅力的なメリットなんですが、これらは必ず得られるメリットではなく、使用端末や環境などによっては上記メリットを得ることが出来ない可能性もあるんですよね。

  • 10Gbps回線の場合、WLAN側がCAT6Aケーブル以上を推奨
  • 端末側が「Wi-Fi 6」に対応していなければならい

本格的に「Wi-Fi 6」の通信速度向上を体感するには、回線やケーブルなどのあらゆる面でこだわらなければならず、正直、私はそこまで求めていないのでメリットはあまりありません。ケーブルなども全部買い換えなきゃいけませんし、対応している端末も多いのであまりメリットはなさそうだなと感じていました。

ただ、私が個人的に気になっているのは、最新規格で「2.4GHz帯/5GHz帯」の2種類の周波数帯を使用することが出来るようになっていることです。

私が現在使用しているのは「Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)」で、こちらは5GHz帯のみを使用しています。この5GHz帯のデメリットとして「障害物に弱い」というのがあり、設置場所によっては電波が届きにくいということになってしまいます。私もちょっと特殊な配置をしており、たまに電波が届かなくなる現象が起こるので難儀していました。

しかし「Wi-Fi 6」であれば2種類の周波数帯利用することが出来るので、今までのように途切れてしまうということは少なくなるような気がします。これだけの理由で「Wi-Fi 6対応ルーター」を購入する価値があるのかどうか、非常に気になっているんですよね。

また、最近では「Wi-Fi 6E」という拡張版に対応した製品が登場しています。「6E」とは、英語の「Extended(拡張)」を意味しており、「Wi-Fi 6」に対して新たに6GHz帯が使用できるようになっています。使用できる周波数帯が増えれば、それだけ混雑した場所でも快適な通信を確保できるという利点があるので興味があるんですが、こちらはまだまだ始まったばかり。

「Wi-Fi 6」対応ルーターを即購入するか、それとも「6E」を待ってから購入するか、どうしたものか悩んでいます。現時点で「Wi-Fi 5」でもそこまで不満があるわけでなく、よりよい環境になればいいかな程度に思っているので、劇的に変わらないのであればもう少し待っても良いのかもしれません。