マツダは第7世代への移行を進めています。
今回は、現時点でのマツダ車各モデルの価格帯をグラフで表して学んでみたいと思います。
前回:マツダはラージアーキテクチャ投入でプレミアムブランドになるのではなく「プレミアムな領域を拡大していく」
前回、マツダの将来についての戦略についてをおさらいしました。単純に「プレミアムブランド」になるということではなく、価格帯の拡大を目的としています。
そして最近、SKYACTIV-Xや電気自動車などなど、マツダの新しい取り組みが登場してきたので、ここらで各モデルの価格帯がどのようになっているかを視覚的にわかりやすくしてみたいなとおもったので、簡単ながらグラフにしてみました。
青:スモールアーキテクチャ
赤:ラージアーキテクチャ
黄:ロードスター
上記のグラフは、2021年1月現在のマツダ車全モデルの価格帯を表しています。特別仕様車「SMART EDITION」や100周年特別記念車などを含んでいるため、価格帯の幅はかなり広がっているで注意が必要です。
こうしてみると、MAZDA2→CX-3→MAZDA3→CX-30が綺麗に右肩上がりとなっていますね。そして、面白いのが「MX-30」です。こちらに関してはこの流れに沿っておらず、マツダが言っている通り「挑戦的なモデル」となっていることがよくわかります。電気自動車モデルはスモールアーキテクチャでは未知の領域に達している価格帯なので、この価格がラージアーキテクチャの価格帯を占うような気が個人的にはしています。
また、SKYACTIV-X搭載モデルの価格帯も非搭載モデルよりも高額となっており、これがマツダの目指す「価格帯の拡大」の一例なのかもしれません。そうなってくると、CX-5やMAZDA6などに関しても同様な価格帯拡大が行われるのかもしれません。
一応、マツダの中期計画で登場したグラフを当てはめてみました。
こうしてみると、ラージアーキテクチャではスモールアーキテクチャよりも価格帯の拡大幅が大きくなっていくような感じがしているので、もしかすると、もっともっと高価格帯の商品が登場する可能性もありうるのかもしれません。MAZDA6の最上位グレードで700万台に突入するのも現実味を帯びてきそうですねぇ。
ロードスターについては全く分かりません。
このモデルがどのようになっていくのかを予想するには非常に難しいような気がします。価格は上昇していくことは確かですが、どのくらい上がっていくのか、同じMXシリーズの「MX-30」でも手ごろ感ある価格帯なので、ロードスターもそうなるのかもしれません。
以上です。
自動車は年々値上がりしていきます。
どこまで価格が上昇していくのか、ある意味で気になりますねぇ。