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海外のMAZDA3とCX-30における「12Vバッテリーの省エネモード」について

マツダ全般
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マツダの新世代商品「MAZDA3 & CX-30」

新世代モデルの12Vバッテリーに搭載されている「省エネモード」についてです。

情報元:Sammlung – Technische Service Informationen [TSI] – Seite 4 – Werkstattecke & Einbau Tipps & Tricks – Mazda CX-30 Forum

情報元は、ドイツのCX-30フォーラムです。
こちらでは欧州で発行されているTSIが掲載されており、その中に「MAZDA3 & CX-30における12Vバッテリーの省エネモードについて」がありました。

書かれている内容をまとめると以下の通り。

■題名
MAZDA3 (BP),CX-30 (DM) – 12 V バッテリの省エネモードについて
充電残量が少ない場合のドライバーへのメッセージ付き

■対象機種
MAZDA3(BP)、CX-30(DM

■説明
このTSIは、新たに導入された12Vバッテリーの省エネモードについて説明するものです。充電残量が少ない場合には、ドライバーへのメッセージが表示されます。
イグニッションスイッチをオフにした状態、またはイグニッションスイッチをACCにした状態で、車両電装系の消費電流が一定レベルを超えた場合、メッセージが表示されます。一定レベルになると、メータークラスターにメッセージが表示され、音でも警告されます。
省エネモードの目的は、12Vバッテリーが放電されるのを防ぐことです。ショールームなど、ドアを頻繁に開ける状況(室内の清掃など)において、しばらくすると放電してしまい、その結果イグニッションがオンにならなくなってしまいます。
その背景には、7代目モデルでは、より複雑化した安全性と快適性のために、さまざまな安全・快適エレクトロニクスが搭載されていることがあります。第7世代モデルは、多数の制御ユニットをネットワーク化したコンフォートエレクトロニクスを搭載しているため、バッテリー残量が従来よりも多くなっています。

■省エネルギーモード
1. 省エネルギーモードの起動
BCMは、イグニッションスイッチがオフのとき、またはイグニッションスイッチポジションのときに、CANバスのアクティビティを介して車両の電気システムの消費電力を記録します。イグニッションまたはイグニッションスイッチポジションACCにしてください。もし、車両電装系の累積オン時間(=時間帯。イグニッションスイッチポジションがOFFまたはACCでCANバスがアクティブな状態)が30分を超えると、車両の電気系統が消費電力を抑えるために省エネモードになります。以下の状況での時間の長さが累積デューティサイクルに加算されます。

– イグニッションをオフにしてから、CANバスがスリープモードになるまで。
– イグニッションスイッチオフ時にドライバーの操作でCANバスが起動した場合。
注1:イグニッションオフの状態でCANバスを目覚めさせてしまうドライバーの行動例 イグニッションオフ。ドアを開ける、テールゲートを開ける、ブレーキペダルを踏む、スタート・ストップボタンを押す、などなど。
注2:イグニッションがオフの状態で、スタート/ストップボタンを押してONまたはACCに設定した場合、CANバスにもトランジションタイムが適用されます。遷移時間も累積時間に加算されます。
注3:システムがパワーセーブモードに入るまでの時間は、累積デューティサイクルに含まれます。の時間になっています。
注4:累積デューティサイクルは、バッテリーを外したり、ROOMのヒューズを外したりするとリセットされます。ROOMヒューズを外した状態。また、5分間エンジンを停止させずに運転することでもリセットできます。エンジン稼働中。
2. ドライバーインフォメーションメッセージ 以下の条件では、”Charge low “というメッセージが表示されます。12Vのバッテリーを充電するために車をスタートさせる。充電」です。がインストルメントクラスターに表示されると同時に、音声信号が鳴ります。
– 車両電装系が省エネモードになると
– 電気系統が省エネモードに入った後、ドライバーの操作でシステムが起動した場合。がシステムを目覚めさせました。

第7世代では、色々な先進機能によって従来のモデルよりも多くの電力を消費するそうです。そのために、こういった省エネモードが設定されているみたいですねぇ。この機能があるおかげでバッテリーの完全放電を防いでくれるということで、知っておきたい機能のひとつです。

最近のクルマは本当に電子機器そのものですよね。
これからますます電気を多く使用していくと思いますので、こういったバッテリー切れ問題がどのように解決されていくのか気になるところですねえ。