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マツダ、2020年3月期第3四半期決算を発表

マツダ全般
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本日、マツダは「2020年3月期第3四半期決算」を発表しました。

情報元:【MAZDA】IR資料|株主・投資家情報

情報元は、マツダ公式ページです。
こちらには決算資料が掲載されており、2020年3月期第3四半期の決算短信およびプレゼンテーション資料が掲載されています。

【2020年3月期 第3四半期累計 実績】

  • グローバル販売台数は対前年5%減の110万6千台
  • 売上高 2兆5,563億円、営業利益 323億円、当期純利益324億円

売上高: 25,563億円(対前年 2%減)
営業利益: 323億円(同 43%減)
経常利益: 501億円(同 40%減)
税引前利益: 478億円(同 38%減)
当期純利益: 324億円(同 8%減)

【2020年3月期 通期見通し】

  • グローバル販売台数を150万台に修正
  • 営業利益600億円、当期純利益430億円の見通しは変更なし

地域別販売実績は以下の通り。

【日本】
販売台数は、対前年7%減の13万9千台
総台数シェアは3.8%

【北米】
販売台数は、対前年5%減の30万5千台
米国は、対前年4%減の20万8千台
カナダは、対前年9%減の5万3千台
メキシコは、対前年2%減の4万4千台

【欧州】
販売台数は、対前年11%増の21万9千台
ロシアを除く欧州は対前年14%増の19万5千台
ドイツは、対前年10%増の5万4千台
英国は、対前年7%増の2万7千台
ロシアは、対前年7%減の2万4千台

【中国】
販売台数は、対前年10%減の17万5千台
第3四半期では対前年7%増の6万6千台の販売

【その他市場】
販売台数は、対前年13%減の26万9千台
オーストラリアは、対前年15%減の6万9千台
ASEANでは、対前年21%減の8万2千台
タイは、対前年23%減の4万2千台
ベトナムは、対前年10%減の2万1千台

2019年も波乱続きでした。
マツダは新たなブランド構築を着実に進めているのですが、如何せん世界情勢が不安定を極めており、思うようにいかないというのが現状なのかもしれません。特に為替においては、マツダの予想がことごとく外れていました。ただ、この為替変動を予測できるのは未来予知の能力者ぐらいなもので現実的ではあく、仕方がないところです。

各国販売台数では、欧州が好調でした。
特に嬉しいニュースとしては、新世代エンジン「SKYACTIV-X」が好評で、累計受注比率はMAZDA3で39%、CX-30では44%と多くの方々に支持されています。欧州の厳しい環境規制に対応するために、欧州で最初に投入され、需要と供給が合ったようですねぇ。
しかし、それ以外の地域では軒並み販売減となっていました。
マツダは販売台数を追わず、利益率で稼ぐという理想を求めています。ただ、移行段階での急激な減少は避けなければなりません。気になるのは、北米と中国とアジア地域、特にタイとベトナムの減少数です。これら地域は、将来的にもあまり明るい話を聞かないので、今後どういう戦略をとっていくのか気になるところですねぇ。

それと、もうひとつ気になるのがこちら。

画像引用元:【MAZDA】決算資料|IR資料

クロスオーバーSUV比率です。
2019年3月期の時点で49%、2020年3月期では50%を超える予定になっています。本当にSUV人気は根強いですねぇ。これはもう「ブーム」ではなく、自動車のスタンダードの展開期を迎えており、今後は自動車のスタンダードは「SUV」に変わっていくのかもしれません。

マツダの将来戦略では「SUV主体」で、他の車種は何かしらの特化型になっていくと以前発表がありました。

画像引用元:【MAZDA】プレゼンテーション資料|IR資料

そうなっていったら、MAZDA6などがどうなっていくのかが気になるところです。
スポーツカーのような感じになっていくのでしょうか。
そして、MAZDA2とMAZDA3はどのように特化していくのか。
気になるところが沢山あります。

以上です。
正直、経営に関しては見守ることしかできません。
マツダなら、きっとこの荒波も乗り越えてくれることなので、心配はしていません。
そんなことよりも、「もみじ饅頭」を食べて幸せな気持ちに浸っています。
【もみじ饅頭】マツダ創立100周年記念BOXを購入しました。
広島に行って、美味しいものを食べたいですし、改装されたマツダミュージアムも見学してみたいですねぇ。