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マツダ創立100周年を迎えての丸本社長インタビューについて

マツダ全般
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マツダは創立100周年を迎えました。

それに伴い、丸本社長がインタビューを受けています。

情報元:マツダ社長「クルマの売り方を180度変える」 | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

情報元は「東洋経済オンライン」です。
こちらには、創立100周年を迎え、さらには2021年にアメリカ新工場の稼働を控えているマツダの今後についてを、丸本社長がメディアのインタビューに対して語っていました。
書かれている内容は、以下の通り。

  • 業績面では「我慢の時期」
  • アメリカでの「正価販売」改革を進めていく
  • アメリカ新工場で造る車が国内で売りきれない場合、一部を輸出するする手もあるが、遺恨を残すぐらいなら「造らない」方がいい
  • マツダプレミアムという言葉が誤解されている。マツダとしては「特別つながり」という意味で発信している
  • 高級メーカーを目指しているわけではない
  • 先進安全装備を今後さらに拡充させていく
  • コネクテッドも同様
  • 今後は、PHVや上級エンジン搭載モデルなど用意し、価格レンジを上に広げていく
  • マツダは「スモールプレーヤー」、トヨタのような幅広い車種展開は無理

色々と興味深い内容が語られています。
マツダの業績面に関しては、本当に我慢の時です。マツダとしては着実に進んでいるつもりでも、世界情勢や天災が許してくれていません。これはどうしようもなく、ただただ耐え抜くだけですね。北米に関しても、地道に試行錯誤しながら「正価販売」を目指していくしかありませんし。販売台数のみにこだわらず、利益を確保していきたいですね。

アメリカ新工場からの輸出の話ですが、この記事を読む限りだと少し消極的な感じが漂っていますね。一応は北米専用モデルということで、基本的には国内販売を目指しているようです。

次に「マツダブランド」についてです。
今まで、プレミアムという言葉が一人歩きしていった感じはありました。開発費や先進安全技術標準化に伴う価格上昇が、「プレミアム化」と勘違いされてしまっていましたよねぇ。他社メーカーも同じく価格上昇していっているんですが、マツダの宣伝の時期が少し運が悪かったのかもしれません。
今後は、もう少し「特別な絆」とはどういったものなのかを宣伝していって欲しいなぁと勝手に思ったりしています。
それと、マツダは今後先進安全技術とコネクテッドの拡充をしていくと発言していることから、第6世代に新世代マツダコネクトなどが搭載されることが期待されますねぇ。

最後に「トヨタのような幅広い車種展開は無理」と言う話。
少し前に、知り合いの車選びで様々なメーカーの販売店にお邪魔させていただいたことがありました。その中でも、すごいと思ったのが「トヨタ」です。豊田社長が仰っていたとおり「フルラインナップメーカーとしてのプライド」が伝わってくるラインナップでした。ありとあらゆるニーズに応えるために、多岐にわたった車種と装備構成、(そして値引き)さすが大企業だと改めて思いました。
そういった体験をすると、確かにマツダにはこういった車種展開は難しいと思います。なので、マツダの「得意分野」を極めていくという方針は理にかなっていると実感できました。

単純にモノを売ることが難しい時代になりました。
今後、マツダがどのように戦っていくのか。
非常に気になりますねぇ。
それと同時に楽しみでもあります。