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MAZDA3 SEDANを運転した感想(2024年4月版)

マツダ全般
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マツダの新世代商品第1弾「MAZDA3」

久々にセダンを運転した感想についてです。

前回:念願だった「マツダ防府工場見学」に行ってきました【前日篇】

前回:念願だった「マツダ防府工場見学」に行ってきました【当日篇】

前回、念願だった「マツダ防府工場見学」に行ってきました。
工場見学だけでも充実だったんですけど、予想外に楽しかったのが「MAZDA3 SEDANを運転したこと」でした。

というわけで、今回レンタルした「MAZDA3 SEDAN」についての感想を書き記したいと思います。

今回レンタルした「MAZDA3 SEDAN」について

今回お借りしたのは「タイムズレンタカー」さんです。
山口宇部空港の敷地内にあり、飛行機を降りて徒歩でレンタルできる便利なお店でした。さらに、こちらでは「MAZDA3」を始め「MAZDA2」などの最新のマツダ車をレンタルできるのも特徴となっています。

借りた車両がこちら。

■車両名
MAZDA3 SEDAN

■グレード
「15S」か「15C」のどちらか

■型式
6BA-BP5P

■初度登録年月
令和5年3月

■ボディカラー
ディープクリスタルブルーマイカ

意外と登録年数が浅い車両でした。
ボディカラーも「ディープクリスタルブルーマイカ」と渋いカラーなのが良いですね。

今までこのカラーに触れてこなかったので新鮮。
てっきり「ソニックシルバー」かと思っていましたが、そういえば廃止されていました。

グレードは「15S」か「15C」だと思われます。
15Sだと思うんですけど、グレード検索では表示されませんでした。もしかしたらカタログに載っていない「15C」が存在しているのかもしれません。

ちなみに、タイムズレンタカーさんで「MAZDA2」も借りることができるんですけど、車両によって外観が微妙に違っているのが興味深かったです。

同じ「SKYACTIV-G」搭載モデルです。
黄色のワンポイント、ホイールデザインの違いが確認できます。恐らく「15C」と「15BD」のグレード違いだと思いますけど、これはなかなか面白いですねぇ。借りるなら「15BD」を借りたいところ。

外観

2019年に登場してから変わらないプロポーション。
非常に洗練されており、まだまだ現役で活躍できるデザインとなっています。この飽きがこないデザインは本当に素晴らしいですねぇ。

ライト類を点灯させると以下の通り。

ベースグレードですので、車幅灯はLEDではありません。
しかし商品改良後のモデルですので、この車両にも「ディミングターンシグナル」が装備されていました。リアウインカーのデザインが「+」になっているのが特徴ですね。しっとりと消灯するウインカーは所有感を満たしてくれます。

それにしても、完成されたデザイン。
個人的には、マツダ車の中で最も完成されたデザインだと思っています。マツダはこういった乗用車のデザインがとても得意ですよね。MAZDA3最高。

内装

こちらも非常に美しい。
ベースグレードながらに装備も充実しているのが素晴らしい。

個人的に嬉しいのが「LED室内灯」です。

これが地味に明るくて便利。
私が所有しているタフトはLEDではないので、地味に暗くて夜に探し物とかで不便に感じることが結構あります。LED室内灯はもう標準装備すべきだと思います。

この車両のエアコンは「マニュアル」でした。

ここら辺はベースグレードらしいですよね。
温度設定がデジタル表示されないのが不便に感じますが、物理スイッチになっているので操作がしやすいのが良いですね。

メーターは「7インチ液晶」が装備されています。

ベースグレードでもデジタルメーターなのが素晴らしい。
左右の物理メーターとの色合いが違和感ないのが地味にすごいと思っています。マツダのメーターはとても見やすいので羨ましい。表示されるアイコン(例えばHOLDとか)は小さいんですけど、運転中にちゃんと見えるのがマツダのコダワリを感じます。ウインカーもディミングターンシグナルと同じ「鼓動」するがたまりません。

マツダコネクトのバージョンは「13006」でした。

新世代マツダコネクトになってから、どのバージョンが最新なのかがよくわからなくなりました。リリースノートなどがあればわかりやすいんですけど。

ちなみになんですけど、新世代マツダコネクトのアップデートはOTAに対応しています。これはマツダコネクト自体の更新が目的とされており、車両機能(MRCCなど)の更新には関与していません。車両機能自体のOTAに関しては「2025年以降に対応を目指す」と報じられていました。
マツダが「自動車制御を含むOTA配信」を2025年に導入することを目指しているそうです

話が逸れました。
この車両には「マツダ純正ナビ」が利用可能だったんですけど、今回は「Apple CarPlay」を多用していました。

思った以上に便利で驚き。
純正ナビがなくてもこれで充分ですね。

それと「バックカメラ」の画質がとても綺麗。

第7世代はこれが標準なのがすばらしい。
これからバックカメラ標準搭載が義務化されますので、他社もこれくらいの画質が当たり前になってくれると嬉しい。

「キー」のデザインはこちら。

セダンタイプだと側面に「トランクを開けるボタン」があるんですよね。これ結構便利だと思っています。

燃費

今回利用した際の燃費は以下の通り。

走行距離:154.6 km
仕様燃料:8.45 L
燃費:18.29 km/L

意外と良いですよね。
ただ、今回はほとんど渋滞や市街地がなかったので、実際の生活環境ではもう少し落ちそうな気がします。

運転した感想

さて、運転した感想です。
エンジンが「SKYACTIV-G 1.5」ということで、よくエンジンが回って運転が楽しかったです。力不足を感じることもあまりなく、ハンドリングも軽くて自分の感覚を忠実に車両へ反映してくれました。オシャレで上質なセダンという雰囲気ですが、どこまでも運転したくなるドライビングカーですよね。

大平山山頂公園へ行く際に「山道」も走行しました。
かなり急な坂道&急カーブでしたが、力不足感や曲がる際の恐怖感は全くなくて楽しかったですね。ただ、マツダのシフトセレクトレバーには「D」の下は「M」となっており、よくある「2」や「S」ではないので最初はちょっと焦りました。慣れれば、うまくシフトダウンしたりして快適でしたけど。

それと、今回一番驚いたのが「MRCCの進化」です。
以前運転した時は登場初期のモデルでした。その時の印象は「急発進・急ブレーキが怖くて運転を任せられない」でした。それから5年が経ち、MRCCはかなり進化を遂げていました。

宇部空港から防府まで自動車専用道を走る機会があったのでMRCCを試しました。巡航時の挙動はとても自然でしっかりと前車を追従してくれます。レーントレース機能はありませんが、車線逸脱防止は搭載されているので、意図せず車線を跨ごうとするとハンドル制御が入ります。

渋滞時に停止する際もかなり安心感がありました。
前車に追従しつつ、しっかりと速度を落とした後、停止時はスゥーと滑らかに停止しました。これは以前の挙動とは全く違くて驚き。これなら運転をある程度委ねることができそう。

タフトよりも圧倒的に良い。
これは羨ましいですねぇ。

もう一つ素晴らしいと思ったのが「ブレーキオートホールド時の挙動」と「アイドリングストップ時の挙動」がとても自然で静かでした。

ブレーキオートホールドで発進時にアクセルを踏んだ時に違和感なく発進できるのは感動でした。タフトだと慎重なアクセル操作が求められるんですよね。アイドリングストップも完全停止で起動、発進時もとても静かで感動しました。ここら辺の制御は流石マツダだと感じました。

アクセルペダルのレイアウトも最高。
これは他社も見習ってほしいと強く思います。

気になるところ

気になるところは「車内の狭さ」です。
最近、軽自動車やSUVばかり乗っていましたので、久しぶりにセダンに乗ると「車内の狭さ」に驚きました。特に天井が低いので、かなり窮屈に感じました。運転席も寝そべるようなポジションになるので、最初は違和感ありまくりでした。

最近のSUV人気の意味が分かったような気がします。
運転を目的とする人や営業車とかなら問題ないですが、子育て世代や車内を快適に過ごしたいという方にとっては軽自動車やSUVの方が良いですもんね。

セダンはこれからも辛い時代を過ごしそう。

総評

久々にMAZDA3 SEDANを運転して「マツダ車の素晴らしさ」を思い出しました。特に第7世代の素晴らしさを再認識することが出来てよかったです。

これからもSUV人気は続きそうですが、セダンはなんとか生き残ってほしいですねぇ。マツダもなんとかMAZDA3 SEDANだけでも存続させてほしい。将来購入したいので。