マツダの新世代ラージ商品第4弾「CX-80」
最近思う、マツダの戦略についてです。
前回:マツダが国内仕様の「CX-80」を正式発表、日本仕様のフロントグリルに「専用アクセント」を装備
2024年8月、マツダがCX-80の国内仕様を発表しました。
この時には外観や内装、スペックなどが発表されたんですけど、いまいち盛り上がりに欠けるものではありました。
いったい何が原因だったのか。
個人的に思うことは以下の通り。
- 既に欧州仕様が発表されているので新鮮味が欠ける
- CX-60と似たような外観、同じ内装で新鮮味が欠ける
- それに伴い、それ以外の「価格」や「乗り味(CX-60との違い)」が欲しかった
元々ラージ商品群は4兄弟なので、似ていて当然。
それは仕方がないにしても、かなり共通点が多いモデル群ですので、正直各モデル別々で発表するのは正直見飽きてしまいますよね。自動車評論家などの外内装レビューの動画が大量に出ていますけど、正直そんなにいらないくらいには同じなんです。
理想的には「CX-60とCX-80」「CX-70とCX-90」をそれぞれ同時に発表するのが良かったのではないでしょうか。それが出来ない開発事情があったのは残念。ただ、別々に発表したおかげでCX-60とCX-90の多くの不具合をCX-80とCX-70には防ぐことができてのかもしれませんけど。
乗り味に関しては、試乗車の手配などで難しいかもしれませんが、価格に関してはサクッと発表してしまった方が良かったのではと思っています。購入希望の方が一番知りたい情報ですよね。そこはサクッと出してほしい。
初発表時以外は全て販売店などでクローズドにされてしまっていますし、あまり世間にCX-80の情報が浸透していない気がします。私の周りの人に聞いても「CX-80ってなに?」と言われてしまいました。
昔からのマツダらしいマーケティングですけど、これには毎度疑問に思います。もうちょっと新規に向けたオープンな感じがいいと思ったりはします。第6世代が登場当初でマツダは新規獲得でオープンな感じがしていましたが、最近はとても閉じたコンテンツになってきてしまっているなと心配しています。
閉じたコンテンツになっていけば、より限られた人間しか購入しなくなり、車両価格も上昇していくと思いますので、ますますマツダ車は高価になっていきそう。そうなっていくと別の意味で「新たなマツダ地獄」となっていくのかもしれません。
ただ、私は外側の人間なので、好き勝手言うことができます。
マツダにはマツダの事情があると思いますので、今後に期待したいですねぇ。