もっと作業を効率よく行うために。
「Ryzen 7 3700X」を使用してデスクトップパソコンを自作してみたいと思います。
前回:パソコン作業環境改善を考える(計画~自作をしてみよう編)
前回は、より作業効率をあげるためにデスクトップPCを自作してみようという考えに至りました。
色々と考えた結果、パーツ構成を以下の通りにしました。
パーツ名 | 金額 | |
CPU | AMD Ryzen 7 3700X | ¥38,224 |
マザーボード | ASUS TUF B450M-PLUS GAMING | ¥9,576 |
メモリ | Crucial DDR4-2666 16GBx2 | ¥13,077 |
記憶媒体 | Western Digital SSD 500GB(M.2 NVMe) | ¥8,868 |
電源 | 玄人志向 GK550W/90+ | ¥10,630 |
ケース | Thermaltake Versa H18 | ¥3,109 |
グラフィックボード | 玄人志向 GeForce GTX 1650 | 元から所持 |
OS | Windows10 Pro | 元から所持 |
合計金額 | ¥83,484 |
パーツ選別は、なるべく購入したことのないメーカーのを出来る限り選びながら、予算8万円になるようにしました(ちょっと8万を超えていますが…)
細かい事は気にしません。
ほとんどの製品をAmazonで購入したんですが、最近は謎の宅配業者から送られてくることが多くなりましたねぇ。ハンコが不要で置き配など便利になった一方、配達時間が予想できないのがちょっとネックでした。
パーツが届いてからの組み立ては簡単でした。
自作といっても、ただケースにはめ込んでいくだけ。
時間にすると2時間弱くらいでしょうか?
作業の合間にいろいろと眺めたり、取説を読みふけったりと回り道をしていたので若干時間がかかっていますが、無事終了。
OSであるWindows 10 もあらかじめ作成しておいた「インストールディスク」で差し込むだけでインストール、各種ドライバ類もユーティリテイソフトで特に操作する必要もなく完了しました。
今の世の中、本当に便利になりましたねぇ。
ただ、自分用の環境に設定はまだできていません。
前PCなどからデータ移行していないので、まだまだやることは多そうです。なので、8コア16スレッドの使い心地などについては、後日色々と試してみたいと思います。
今回は、パーツについての感想です。
CPU
今回のメインです。
非常に高性能&省電力とバランスの取れたCPUだそうです。
今まで、Intelしか購入したことのない私にとっては未知なる領域で、とても楽しみです。
AMDは、CPU側が剣山となっています。
よくピンが折れやすいなどという噂を聞いていました。けれど、思ってた程柔らかくはなかったです。私も不器用なので、CPUソケットにのせる際にはガスガスと色々な所にぶつけてしまいましたが、全然大丈夫でした。
また、自作界隈では有名な「グリス」に関してです。
AMDの純正グリスはあらかじめ塗られている量が多く、そのまま長い年月使用してしまうとCPUとファンが離れなくなってしまい「スッポン」してしまうという話をよく聞きますが、私が購入したRyzenではグリス量がだいぶ減っていました。
点々とグリスが塗られています。
大分不評だったみたいなので、改良されたのかもしれませんねぇ。
というわけで、私はこのまま載せました。
純正で十分だと思います。
また、AMDのCPUには純正のCPUクーラーが付属しています。
銅などの素材が使用されており、これがまた意外と本格的です。
また、3700XからLEDが搭載されているので光ります。
今回は「光っているのを見てみたい」という目的もあったので、一石二鳥です。AMDは太っ腹ですねぇ。
実際に光っている姿はこちら。
虹色に光っていて美しい。
パソコン光らせて何になるんだ?という疑問はありますが、これはロマンです。
マザーボード
ASUS製のゲーミングマザーボードです。
これを選んだ理由は、一度ASUS製のマザーボードを使用してみたかったからです。以前はASRockやMSIのマザーボードを使用していました。ここまできたらASUS製を使ってみない事にはもったいないですよね。
ASRock製のお手頃価格の製品もありましたが、敢えてこちらを選びました。
AMD第3世代CPUよりも前に発売された製品ですが、箱には「AMD RYZEN 3000 DESKTOP READY」と書かれてシールが貼られているので、安心して使用する事が可能です。
また、このマザーボードは「USB-C」ポートが用意されています。
珍しいですねぇ。
私の所有しているデジタル製品にはUSB-Cに対応しているものはありませんので、使用する事はできそうにありません。
さらに、「ゲーミング」だけに光ります。
マザーボードが光るって面白いですねぇ。
ちょっとしたインテリアになりそうです。
ただ、残念なのが、私のPCを置く場所が机下なところ。
まったくみえません…。
メモリ
Crucial DDR4-2666 16GBx2を選びました。
正直、こちらはCPUとセット販売されていたため、選んだというよりも「付属していた」という表現の方が正しいのかもしれません。
8GB×2でいいやと思っていたんですが、メモリ容量は大きい方が夢があるので。
記憶媒体
Western Digital製のSSD M.2 NVMe(500GB)です。
人生初となる M.2 MVNeで興奮しています。
今まで3.5インチHDDを主流に使用してきた人間にとって、この小ささでケーブル類が不必要となれば驚きは隠せません。
マザーボードに直挿しして、ねじ止めするだけ。
しかもSATA接続よりも高速らしいんです。
技術の進歩って凄い。
こちらに関しては、色々と使い込んだらもっと凄さがわかるのかもしれません。
電源
玄人志向の550W高効率電源ユニット(GOLD)です。
もっとお手頃なものを購入しようと思っていましたが、「フルプラグイン」というものに興味が惹かれたのでこちらを選びました。
(それと何故か最近、通販サイトで欠品が多く、在庫あるのがこれぐらいだったという理由もある)
フルプラグインとは、必要なケーブルのみを電源ユニットに差し込むことが出来、ケース内の配線が非常に楽になるという代物です。
実際に使用してみると、とっても楽。
無駄な線が殆どできないので、ケース内は綺麗になりました。
こんな便利なものがあるんですねぇ。
動作音に関しては、ファンコントロールもあるのでとても静かでした。
これ、結構大事な要素ですねぇ。
ケース
サーマルテイクのミニタワー型ケース「H18」です。
お値段がなんと約3千円と、大変お手頃価格となっています。
それでいて、サイドはアクリルで透過されており、ホコリ防止用のネットなどなどが付属しているコストパフォーマンスに優れた商品でした。「H17」という非アクリル版も存在しておりますが、今回は色々と光るので敢えて「H18」にしました。
リアに一つだけファンが搭載されています。
また、上面と底部に空気穴が開いており、そこにはそれぞれホコリ侵入防止用のメッシュが用意されていました。
ネットの評判では「板がペラペラ」とありましたが、実際に触ってみるとそうでもありませんでした。極めて普通な感じがしており不満はありません。
まとめ
サクッと購入、サクッと組み立てました。
OSやドライバのインストールもクリックするだけ。
自作は準備などがめんどうなだけで、実際の組み立て作業は非常に簡単ですねぇ。ついでに色々な仕組みなどが勉強になるので一石二鳥です。
電源とメモリの価格は少し高かったなぁというのが正直な感想です。そこらへんを抑えれば予算内に収めることもできたと思われますが、そんな細かいことを気にしていては何もできません。タイムイズマネーです。
次はPC内作業環境の構築に移りたいと思います。
こちらの方が大変かもしれません。
なんとか早いうちに終わらせて、Ryzen 7 3700Xの底知れぬパワーを味わってみたいですねぇ。