本日、マツダ株式会社が2025年3月期決算を発表しました。
情報元:決算資料・プレゼンテーション資料|IR資料|IR情報|MAZDA 企業サイト
情報元は、マツダの企業サイトです。
こちらの「決算資料・プレゼンテーション資料」に、2025年3月期決算説明会の資料が掲載されていました。
■2025年3月期 通期実績
売上高:50,189億円(対前年 4%増)
営業利益:1,861億円(対前年 26%減)
経常利益:1,890億円(対前年 41%減)
親会社株主に帰属する当期純利益: 1,141億円(対前年 45%減)
■2026年3月期の業績予想
米国関税政策など先行き不透明な経営環境を鑑みて、本日時点未定
■トピックス
- グローバル販売は1,303,000台(対前年5%増)
- 売上高は過去最高の「5兆189億円」
- 営業利益は1,861億円(対前年26%減)
- フリーキャッシュフローは「1,057億円」の黒字
- 2025年3月期の期末配当は「1株当たり30円」、年末配当金は「55円」
- フェーズ2では、次期CX-5、自社製BEVの開発とグローバル展開、EZ-60の導入を進める
- 技術面では「SKYACTIV-Z」や自社製ハイブリッドの開発・導入を進める
- タイでは2027年より新型小型SUVを生産開始
- インドネシアでは「CX-30」の現地生産を勧める
マツダが2025年3月期通期決算を発表しました。
過去最高の売上高となりましたが、営業利益は増収減益という結果となりました。減益になった原因をマツダは「グローバル競争の激化」と「品質課題への徹底対応」を挙げています。具体的には「CX-60関連」だと思われますが、これが解消された今期からどうなるのかが注目です。
2026年3月期の予想は「本日時点未定」となっていました。
アメリカの関税問題はマツダにとってはかなり大きい問題となっているようですねぇ。対策チームを設立して対応に当たっているそうですが、一体どうなることやら。
また、資料の最後に各市場の動向を掲載していますが、北米市場以外はほぼ「減」という文字があるのは悲しいですよね。マツダは北米市場の成功を強く推していますが、日本に住む身からするとあまり嬉しさはありません。
日本での取り組みが「MAZDA TRANS AOYAMAで首都圏の顧客獲得」という富裕層をメインとした動きが強くなっているのも心配です。ラージ群の展開で一般層の顧客が離れが進んでいる中、今後もマツダはプレミアム路線を突き進んでいくんですかねぇ。