オーストラリアの環境規制「NVES」
マツダオーストラリアはこの影響で新車価格が値上がりすることを警告していました。
情報元は「CarsGuide」です。
こちらでは、マツダオーストラリアのマネージングディレクターであるVinesh Bhindi氏が以下の内容について語っていました。
- 消費者は最終的に「目覚める」ことになるだろう
- NVESの影響により、メーカーは罰金を受けるのでその分を新車価格に反映して値上げしなければならなくなる
- NVES(New Vehicle Efficiency Standard)は、メーカーが販売する車両のCO₂排出平均値に基づき規制する制度で、目標を上回ると罰金が科される
- 2025年の目標値は車・SUVで141 g/km、商用車で210 g/km、2029年までにさらに厳しくなる
- この政策は「環境に配慮した販売に重点を置いているのに、実際は排出量の目標のために消費者の需要に頼っている。そしてその需要は必ずしも目標が達成できないことがほぼ確実だ」と語った
- EVが大幅に普及しないと無理
- 消費者がNVESの影響を十分に理解しておらず、「価格が上がって初めて気づく」と警告した
- マツダはPHEVを販売しているが、現状では排出量の相殺は難しい
- マツダの現行CX‑5ではCO₂排出が161‑191 g/kmと、2025年目標の141 g/kmを超えており、2026年のHEV対応までに制度違反状態となる
マツダオーストラリアはずっと前からこの政策を批判していますね。かなり厳しい規制らしく、多くのメーカーが影響するのだと思われます。特にマツダはEVやハイブリッドを投入していませんので、その影響は深刻なのかもしれませんね。厳しすぎる規制というのはやめてほしい所ではあります。
ただ、マツダもハイブリッドなどに開発していかなかったのが原因でもありますので、致し方ない部分もあるんですよね。
以上です。
なんにせよ、今後厳しさを増す環境規制。
自動車価格はどんどん上がっていきそうです。