マツダが3代目CX-5に採用した「Google 搭載」
それに伴い、物理スイッチやコマンダーを廃止した理由について学びます。
情報元は「LE VOLANT WEB」です。
こちらでは、3代目CX-5でマツダが初採用したインフォメントシステムとHMIコマンダーについて解説されていました。個人的興味があった内容は以下の通り。
- マツダの安全思想が変わったわけではない
- 世間の操作方法が劇的に変化したことによって、それに合わせた結果
- ユーザーが一番慣れ親しんだ操作方法が「注意資源を最小化」させる
- コマンダーの操作の役割は「ステアリングスイッチ」と「音声操作」の二つに振り分けられた
- 物理スイッチを操作する時は「見下ろし」が起こるので、視線移動が最小限で済むディスプレイに統合する形を選んだ
以前、マツダは運転時に視線移動を最小限にするため、センターディスプレイをボンネット側に下げ、操作はコマンダーで行うという方式を取っていました。それから数年が経ち、マツダはユーザーが慣れ親しんだ操作方法に合わせるためにそれらを刷新しました。
確かに、昔のUIは階層式が多く、操作する際にコマンダーで操作することも可能でした。しかし、最近のインフォメントシステムは操作する設定項目が段違いに多く、様々な機能が採用されているのでコマンダー操作では逆に操作し辛いという場面が増えてきました。そういった時代変化にマツダが柔軟に対応できるようになったのは素晴らしいことだと思います。こういうのは、時代に合わせるのが一番ですから。
よく「タッチパネルが指紋だらけになる」や「タッチパネルが壊れたら操作不能になる」という指摘をされますが、指紋がついたら拭けばいいですし、タッチパネルが壊れても音声操作やステアリングスイッチもあります。コマンダーが壊れる可能性だってありますので、デメリットにならないんですよね。
他社でもGoogle搭載を導入を始めています。
数年後にはこういったものがスタンダードになっていきそうですし、さらにそっち方向に進化を遂げていきそう。その頃には現在の意見とは全く違うことが語られているのかもしれませんねぇ。


