マツダの新世代商品群「第7世代」
ラージ群第1弾についての報道があったので、少しばかり今までの情報を整理しつつ「第7世代商品群」について考えてみます。
前回:マツダラージ群第1弾は「CX-5のサイズに近いSUV」、2022年初頭に生産予定
前回、中国新聞が「ラージ群第1弾」についてを報道しているのを知りました。
CX-5に近いサイズのSUVということで、そのモデルが「CX-5」のフルモデルチェンジなのか、はたまた全く別のモデルなのかどうなのかはわかりません。
まだまだ謎の多い「ラージ群」ですが、一体どうなっていくのでしょうか?そこで今回は、現行モデルの立ち位置などをおさらいしてみたいと思い、簡単ながら図を作成してみました。
こちらの図は「日本国内」でのモデルをラインナップしています。CX-4やCX-9などの海外専売モデルなどについては触れていないので注意してください。
現在、新世代へ移行もしくはニューモデルとして発売されたのは全て「スモール群」に所属するモデルです。スモール群で第7世代へ移行していないのは「MAZDA2」と「CX-3」となりました。
面白いのが新モデル「CX-30」&「MX-30」が登場して以来、マツダ車の名前に「3」が使用されているモデルが非常に増えたことですね。基本的に「MAZDA3」と同じ車体を使用しているということで「30」と名付けられているそうですが、第6世代にも「CX-3」という車名が存在しているので少しややこしいことになっています。
それと意外なのは、現時点で「CX」シリーズで第7世代へ移行したモデルは存在していないので、「第7世代移行=数字が十の位になる」という法則が当てはまらないということです。MAZDA3もMAZDA30になっているわけではないので、今後のCXシリーズの名称に注目したいですねぇ。
そして、2022年に防府第2工場で生産されるという「ラージ群第1弾」です。こちらはCX-5に近いサイズということですが、果たしてどうなることやら。マツダの中期計画でCX-5のラージ群第7世代移行は宣言されているので間違いないのですが、果たして第1弾の商品がそれなのかどうかは本当にわかりません。最近のマツダはいい意味で期待を裏切ってくれますからねぇ。
それと個人的に気になるのは「今までのCX-5所有層に対するアプローチ」です。
ラージ群では直6エンジンやFRなど、走りに特化しているのが売りのようですが、第6世代の「CX-5」を購入する顧客は必ずしも「走り」を重視しているものではないと思っています。程々の価格でデザインよし、走りよしというバランスの良さも売れている要因なのではないでしょうか?
となると、ラージ群でも従来のようなエンジンを搭載してFFな「CX-5クラスのSUV」が登場するのか、それともスモール群として残すのかが気になっています。
ここら辺の戦略についてはまだまだ謎が多く、ラージ群の詳細が発表されない限りはわかりそうにありません。けれど、とてもワクワクしますねぇ。
今後のマツダの戦略には目が離せそうにありません。