昨日、マツダは2021年3月期 第2四半期決算の発表を行いました。
そこで将来への投資として「中国市場」についてが語られています。
なぜ、中国市場を考えるのか。
それは今回の実績では中国が唯一の希望といえる数字だったからです。コロナ禍という特殊な環境下でしたが、そんななかでもプラスに出来たことはマツダにとって大きいですし、今後、北米や欧州に関しても厳しい状況になっていきそうなので、マツダとしては最重要市場をひとつ増やせることは大事なことだと思います。
ということで、中国市場の今後についてをみてみます。
情報元:【MAZDA】決算資料|IR資料
情報元は、マツダ公式ページです。
こちらのプレゼンテーション資料内には市場別の「ブランド価値向上への投資」という項目があり、そこに中国市場についてが掲載されていました。
情報元:【MAZDA】決算資料|IR資料
足場固めとしてこの先2年間、「新しい販売方法補導入と販売網の効率化」「販売網強化の継続」が挙げられています。この新しい販売方法というのは、もしかしたら最近はやりの「オンライン販売」かもしれません。国内市場でも2022年以降の取り組みとして挙げられており、日本に導入する際の実験的意味合いがあるのかもしれません。
そして、2022年以降の本格的成長では「新世代商品群(LARGE商品など)によるビジネス向上」と書かれています。
個人的に気になっているのが、以前からマツダはラージ群に「CX-4の名前を出していない」ことです。CX-9などの名前が時々出てくるんですが、CX-4だけは頑なに出てこないということは、もしかすると将来的にCX-4はなくなってしまうのかもしれません。以前から中国国内でも「CX-4は新世代へ移行しない」という噂話が出てきているので、もしかしたらマツダは将来的には「ラージ群」だけで中国市場を闘っていきたいのかもしれませんねぇ。
中国では「セダン」が人気です。
MAZDA3もセダンモデルのみ販売されており、非常に好調に売れています。となると、ラージ群では「MAZDA6」が注目を集めそうですね。グローバル的にはSUV人気ですが、中国市場では新世代へ移行した「MAZDA6」が輝く日が来るのかもしれません。
正直、どうなるかはわかりません。
ただ、色々と妄想が捗りますねぇ。
欧州ではMAZDA2、中国ではCX-4がどうなるのか、まだまだ目が離せません。