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マツダの第155回定時株主総会での事前質問に対する回答(ロータリーエンジンなど)

マツダ全般
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昨日、マツダ株式会社が株主総会が開催されました。

そこでは事前質問に対する回答が行われていたそうです。

情報元:【MAZDA】株主総会|株式・社債情報

情報元は、マツダの企業ページです。
こちらの株式・社債情報にて「第155回定時株主総会 事前質問へのご回答」が掲載されていました。

Q1. ロータリーエンジンの開発について
A.
当社では、地球上の地域差、車両特性、燃料特性、エネルギーミックス等の様々な事情を踏まえた適材適所の対応が可能となるマルチソリューションの検討を進めています。
ロータリーエンジン(RE)については、小型軽量、かつ静粛性に優れるという特性を活かし、RE を発電に使うマルチ電動化技術を 2022 年に導入する予定です。
RE を発電機として使用する電動車を実用化しておくことで、水素や圧縮天然ガス(CNG)のインフラの整ったところでの活用の可能性があると考えています。特に、水素については、将来のエネルギー源の 1 つと考えており、また、RE と水素の燃焼の相性が良いことはすでに実証済みですので、エネルギー全体で Well-to-wheelベースの CO2 削減を考慮しながら、さらなる検討を進めてまいります。
Q2. 新技術に関する品質確保について
A.当社では、継続的な改善活動に加え、開発過程においては、「モデルベース開発」を活用して、機能のカラクリを明確にした上で、お客様の使われ方や機能限界を見極めることにより、品質の確からしさの事前検証を徹底すること、そして、量産初期の市場導入段階においては、「コネクティビティ」技術を活用して、私たちがモデルで想定していた通りになっているか、市場での車両の使用状況のデータを確認することで、品質問題の未然防止と早期発見、解決を図っています。
このような取り組みは、全く新しい技術である SKYACTIV-X の品質確保にも役立っています。
今後は、より高度化・複雑化する制御技術に対し、量産開始前に総合的な事前検証を行うと同時に、
「コネクティビティ」技術の活用領域を拡大します。
今後もこの活動を継続し、お客様に安心、信頼していただけるモノづくりを行っていきます。

引用元:【MAZDA】株主総会|株式・社債情報

質問はロータリーエンジンや新技術品質保証確保となっており、株主の関心が高かった事項のみとなっています。RE電動化に関しては「水素や圧縮天然ガスのインフラが整ったところで活用」すると考えているようで、早期に実用化するということではないようです。ただ、REマルチ電動化技術に関しては2022年に導入する予定を明言しているのが注目です。

また、品質保証確保に関しては「SKYACTIV-X」にも役立てられているようです。最近ではユーザーに対してもソフトウェアップデートが実施されたりと有効活用されていますので、今後もこれらの技術を利用して品質が確保されると良いですねぇ。