本日、マツダ株式会社が国土交通省にリコールを届け出ました。
情報元:CX-60のリコールについて|リコール・サービスキャンペーン等情報
情報元は、マツダ公式ページです。
こちらでは本日付けで国土交通省に届け出されたリコールが公開されていました。
■リコール届出番号
5342■リコール開始日
令和5年6月16日■準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
(1)フロントサスペンションにおいて、車両組立工程の組付け作業が不適切なため、アッパアーム・ボールジョイントとステアリングナックルを締結するボルトとナットが規定トルクで締め付けられていないものがあります。そのため、そのまま使用を続けるとボルトが外れ、最悪の場合、ステアリングナックルがボールジョイントから抜け、タイヤと接触することでパンクして走行不能となるおそれがあります。 (2)インターミディエイトシャフトにおいて、車両組立工程の組付け作業が不適切なため、ステアリングギヤに締結するボルトが規定トルクで 締め付けられていないものがあります。そのため、そのまま使用を続けるとボルトが外れ、最悪の場合、ステアリングギヤからインターミディエイトシャフトが抜け、操舵不能になるおそれがあります。 (3)フロントABSセンサにおいて、車両組立工程の組付け作業が不適切なため、ステアリングナックルにハーネスを固定するブラケットを締結するボルトが規定トルクで締め付けられていないものがあります。そのため、そのまま使用を続けるとボルトが外れ、最悪の場合、ハーネスがタイヤ等に干渉することで損傷し、ABS警告灯およびTCS/DSC表示灯が点灯し、EPB表示灯が点滅すると共に、ABS※1、TCS※2、 DSC※3およびEPB※4の作動が停止し、さらに先進安全運転支援システムも停止するおそれがあります。 ※1 アンチロックブレーキシステム:滑り易い路面での制動時に起こる車輪のロックを防いで車の方向安定性を保ち、操縦性を確保するシステム
※2 トラクションコントロールシステム:水にぬれた路面や雪道等の滑り易い路面での発進や旋回加速時に起こる駆動輪の空転を防ぎ、適切な駆動力と操縦性を確保するシステム
※3 ダイナミック・スタビリティ・コントロール:滑り易い路面での走行時や、緊急回避など急激なハンドル操作による車両の横すべりを抑えるため、ABSやTCS等によりブレーキやエンジンの出力を自動的に制御し、車両の安定性を確保するシステム
※4 電動パーキングブレーキ:モーターでパーキングブレーキをかけるシステム■改善措置の内容 (1)全車両、当該ボルトとナットの状態を点検し、規定トルクで締付けを行います。また、ボルトとナットが脱落していた場合は、新品のボルトとナットを取付けます。 (2)全車両、当該ボルトの状態を点検し、規定トルクで締付けを行います。また、ボルトが脱落していた場合は、新品のボルトを取付けます。 (3)全車両、当該ボルトの状態を点検し、規定トルクで締付けを行います。また、ボルトが脱落していた場合は、フロントABSセンサ一式を 新品と交換し、新品のボルトを取付けます。 ■対象車両
型式 通称名 対象車の車台番号の範囲及び製作期間 対象車の台数 備考 3DA-KH3P CX-60 KH3P-100015~KH3P-101022令和4年11月18日~令和4年12月16日 729 (1)729
(2)729
(3)7295BA-KH5P KH5P-100009~KH5P-100033令和4年12月14日~令和4年12月16日 24 (1)24
(2)24
(3)24
CX-60のリコールが登場しました。
今回は、最悪走行不能になってしまったり、操舵不能になったり、先進安全システムが動作しなくなったりするという深刻な不具合となっているようです。
これは早く処置しておきたいですねぇ。