ダイハツの軽SUV「タフト」
改めて長距離を乗る機会がありましたので、感想を残しておきたいと思います。
この1週間、タフトに乗って色々な場所へ行っています。
寒川神社、江の島、近所に買い物などなど、かなりの頻度で乗っていました。そして、クルマを購入した目的のひとつである行事「墓参り」に行ってきました。
祖父母のお墓はかなり遠い場所にあります。
公共交通機関でいくにもかなり時間がかかる場所にあるので、どうしてもクルマが必要になってきます。何とか気軽に行けないかとずっと思っていたので、クルマを購入したらすぐにでも行きたかったんですよね。ただ、納車後は体調不良などでなかなかいけませんでしたけど。
というわけで、タフトで遠方してきました。
その感想を述べていきたいと思います。
タフトを遠距離で乗った感想
今回は一般道と高速道路を計300kmくらい走行しました。
高速道路を走っていて思ったのが「軽自動車だとゆっくり走りたくなる」でした。特に加速に関してなどは不満はなく、追い越しなども問題ないんですけど、タフト自体が小柄なので無理して走りたくないという思いが強くなりました。
なので、追い越さなきゃという考えがなくなりました。
ACC(アダプティブクルーズコントロール)とLKC(レーンキープコントロール)がありますので、快適な高速道路走行をすることが出来ます。
それと「パワースイッチ」を押すことがありませんでした。
インターチェンジなどでの合流で使うかなと思いましたが、今回は使う機会がありませんでした。パーキングエリアから本線の合流もアクセルをしっかり踏めば特に問題なし。NAエンジンでも全く問題ないんですよね。
約300km走りましたけど、そこまで疲れませんでした。
運転席のシートは座り心地が良いですし、スカイフィールトップで気分よく運転できます。軽自動車だと疲れるかなと思いましたが、これに関しては全く問題ないようです。
ただ、注意すべき点は「割り込み」です。
軽自動車だからなのか、けっこう割込みされることが多かったです。しかも、かなり無茶な割込みが多く、大型トラックが無理矢理割り込んでくるなど、恐怖体験をしました。タフトって見た目の割にかなり小型ですし、フォレストカーキメタリックの色合いが距離感をバグらせているのでしょうか?不思議です。
それと、気になる点は「アイドリングストップ」です。
タフトのアイドリングストップ機能は「7km/h(Turboの場合は11km/h)以下」でアイドリングストップがONになります。つまり、クルマが完全停止する前にアイドリングストップするんですよね。これがかなり厄介な存在です。渋滞時などは2つ前のクルマの挙動をよく確認して動き出さないとエンジン始動→停止→始動ということになってしまいます。ダイハツには「完全停止でアイドリングストップを始動」にして欲しい。
それでもアイドリングストップはあった方が良いと思いました。私が住んでいる街は信号がものすごく多いので、アイドリングストップ時間が結構稼げます。そのおかげか、ストップアンドゴーが多いのにかかわらず、燃費はあまり悪くなりません。これはとても経済的。
今回の遠方の燃費
平均燃費が「20.6km/L」でした。
一般道だけで18.0km/Lくらいだったので、高速で一気に大台に乗ってくれました。今回は高速道路も渋滞していたりしていたので、それがなければもっと燃費を良くできそう。
ACCを自然な挙動で使用するコツ
今回、長時間高速道路を走行したので色々と試すことが出来ました。その調査結果はは以下の通り。
- システム自体の追従機能の動作は雑
- 特に渋滞時などは苦手(自分で運転した方が良い)
- 先行車と速度差(10km/hくらい?)があると急加速、急減速になってしまう
- ただ、速度差が5km/hくらいの場合はかなり自然な挙動になる
- ムリな割込みがあった場合でも、速度差がそこまでなければ急減速は発生しない
- 逆光、トンネルの出入口などの「明暗が急激に変化する場所」では、先行車を見失って急加速&急減速する
- トンネル内で先行車がライト点灯していないと認識しない場合がある
正直、ACCに運転を委ねるのは難しい。
それでも使い物にならないわけではなく、うまく人間側で制御していけば意外と自然な挙動で追従走行をしてくれると思います。
そのコツは以下の通り。
- 目視で先行車との速度差を確認する
- 速度差が大きい場合、一度ACCをスタンバイにして自力で速度調整
- 先行車と速度を合わせたら再びACCをONにして追従
- 先行車がジリジリと少しずつ速度を落とした場合、ブレーキがかかる前に手動でACCの指定速度を下げていき微調整
- 下り坂では一度ACCを切って自分で速度調整
- トンネルの出入口などで先行車の認識が解除された場合、ACCをOFFにする
一番気を付けるのが「先行車との速度差」です。
速度差が大きいと、ACCはギリギリまで指定速度で先行車に接近して急ブレーキをかけてしまいます。そうなる前に、人間側で減速した後に改めてACCをONにした方が安心できます
と、文字にすると物凄くめんどくさい事やってますね。
それでもなおACCなし運転よりもかなり楽でした。上記の状況はそこまで多くなかったですし、。ある程度車両が流れていて、周りの車両と速度差が少なければACCの本領を発揮してくれます。
終わりに
以上です。
改めてタフトで遠距離を走りましたが、とても快適な旅でした。私自身、昔の軽自動車の印象が抜けきっていませんでしたけど、もう完全に印象が変わりました。今の軽自動車って本当にすごい。
軽自動車って所有していて気が楽ですよね。
税金も安いですし、メンテナンス費用も控えめ。移動手段としてはとても最適だと感じました。