マツダも苦戦している「中国市場」
2024年3月~8月までの販売台数をグラフにしてみました。
前回、2024年8月の中国でのマツダ車販売台数を調べました。
今まで毎月の台数だけを見てきましたが、もうちょっとわかりやすく全体を見てみたいなと思ったのでグラフにしてみました。
前回の情報元による販売台数が表示することができる「2024年3月~8月」をまとめてみました。
(台) | 2024年3月 | 2024年4月 | 2024年5月 | 2024年6月 | 2024年7月 | 2024年8月 |
MAZDA3 | 2737 | 2261 | 2395 | 2998 | 1213 | 1413 |
CX-5 | 2627 | 2719 | 2642 | 1755 | 2478 | 2400 |
CX-50 | 667 | 974 | 834 | 625 | 563 | 388 |
CX-30 | 101 | 0 | 92 | 157 | 70 | 130 |
こうしてグラフにすると分かりやすいですね。
昔は「MAZDA6」と「MAZDA3」が圧倒的なシェアを誇っていましたが、最近では「CX-5」が主力となりつつあるようです。
MAZDA3に関しては、新エネルギー車が登場してから一気に台数が落ち込んでしまいましたよねぇ。ものすごい値引きをしているんですけど、それでもCX-5に及ばなくなってしまいました。ただ、そのCX-5も大幅値引きをして台数を伸ばしているんですけど。
CX-50に関しては着実に台数が落ち込んでいます。
北米向けのハイブリッドモデルを中国に先行投入しましたが、それでも主力モデルとは大きく差が開いてしまっているのが現状ですねぇ。内燃機関モデルでCX-5よりも高価なモデルですので、仕方がないのかもしれません。
CX-30はずっと低空飛行です。
以前は「CX-30 EV」という中国専売モデルも開発しましたが、あまりの不人気さで販売が終了してしまいました。中国で人気のEV車だったんですけど、CX-30を無理矢理改造したような外観と車載システムのアナログさで中国では人気がでなかったようです。この失敗がEZ-6に繋がったのかもしれません。
以上です。
マツダや長安マツダは「中国で台数が回復してきた」と主張しており、確かに台数は以前の絶望的な状況からは脱却したように思えます。ただ、これも「大胆な値引き」のおかげであり、この戦略がいつまで続くのかがちょっと心配ですねぇ。
全ては「EZ-6」にかかっているのかもしれません。
一体どれくらい人気になるのかが注目ですねぇ。