マツダの主戦場「アメリカ」
2024年の販売実績をグラフにしてみます。
毎月、マツダUSAが販売実績を発表しています。
数字だけが書き記された表だけなので、もうちょっとイメージが掴みやすいようにグラフにしてみたいと思っていました。
少し時間が空いたので、2024年1月~12月の各モデル販売台数をグラフにしてみました。
■販売台数表
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
MAZDA3 Sdn | 1875 | 1751 | 1881 | 1457 | 1622 | 1603 | 2320 | 2000 | 1440 | 2457 | 2333 | 3114 |
MAZDA3 HB | 1005 | 1312 | 2138 | 1080 | 1036 | 1067 | 1639 | 1661 | 1181 | 1033 | 939 | 933 |
MX-5 Miata | 148 | 135 | 174 | 368 | 468 | 453 | 290 | 387 | 284 | 482 | 440 | 291 |
MX-5 RF | 241 | 301 | 412 | 493 | 488 | 323 | 214 | 340 | 261 | 429 | 358 | 323 |
CX-30 | 7773 | 10026 | 10697 | 7649 | 8305 | 6772 | 8679 | 7940 | 5739 | 7216 | 6844 | 8875 |
CX-5 | 10194 | 10362 | 13789 | 11149 | 12600 | 12120 | 12430 | 12887 | 8524 | 10166 | 8733 | 11134 |
CX-50 HYBRID | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | 1823 |
CX-50 | 5733 | 5480 | 4654 | 5225 | 6307 | 7798 | 8047 | 8668 | 6603 | 7771 | 7072 | 6260 |
CX-70 | – | 16 | 19 | 10 | 136 | 878 | 917 | 1352 | 1560 | 2517 | 1820 | 1453 |
CX-90 | 3310 | 3321 | 3353 | 3694 | 4599 | 4682 | 5330 | 6024 | 4249 | 5236 | 4883 | 5995 |
こうしてみると、改めて「CX-5」の強さが際立ちます。
1年間通じて一度も首位の座を譲っていないほどの圧倒的な人気となっているようですねぇ。
また、次いで人気があるのが「CX-30」です。
北米ではコンパクトSUVは人気が出ないなんて聞きますけど、しっかりと数字を出しているんですよね。そして「CX-50」もCX-30と同じくらいの人気となっていました。ただ10月を皮切りに台数が落ち込んできているのが気になりますが、12月から販売されているハイブリッドモデルと合わせるとそうでもないのかもしれません。逆に「CX-30」が台数を伸ばしているのも気になります。
そして「CX-90」がラージ群ながらに健闘しています。
利益率の高い高価格帯ですので、マツダの稼ぎ頭としての働きをしています。ただ、最近でもいまだに「PHEVモデル」の故障が話題になり続けているのは気になっています。
ここまですべてSUVとなっています。
それだけ北米では「SUV人気」というのが圧倒的だというのがよくわかりますよね。あまりの差にマツダがSUVメーカーになるのも納得できました。ただ「CX-70」だけは人気が出ていないのが悲しい。
それと興味深いのは「MAZDA3」です。
ハッチバックよりもセダンの人気が高く、9月以降はかなり台数を伸ばしています。逆にハッチバックモデルの落ち込みがちょっと心配になるくらいになっているんですよね。セダンよりもハッチバックが廃止される可能性もありそう。
ロードスターは幌とEFはほぼ横ばいとなっています。
最近、北米ではロードスター人気が落ち込んでいるという海外のニュースを聞いたことがあります。色々な要因が重なっているようですので、今後の動向を注視したいところですねぇ。
以上です。
改めて海外のSUV人気を思い知りました。
SUV人気というよりも、自動車のスタンダードが「SUV」になったということなのかもしれません。私も考え方を変えていかないといけませんねぇ。