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マツダ、2020年3月期決算の「スピーチ要旨」と「主な質疑応答」を公開、中期経営計画について語る

マツダ全般
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2020年5月14日、マツダは2020年3月期決算発表を行いました。

その際の「スピーチ要旨」と「主な質疑応答」が公開されています。

情報元:【MAZDA】決算資料|IR資料

情報元は、マツダの公式ページです。
以前は「決算短信」と「プレゼンテーション資料」が公開されていましたが、いつの間にか「スピーチ要旨」と「主な質疑応答」が追加されていました。

まずは「スピーチ要旨」です。
こちらでは決算発表時のスピーチ内容が掲載されています。
内容は以前書いた記事の通りですが、一部個人的に興味を持った部分がありました。

  • 中期的に取り組み方針に変更はないが、戦術、すなわち規模とタイミングについては調整していく
  • 新型コロナ以外では、オーストラリアでは森林火災、タイでは金融引き締めにようr自動車ローン審査厳格化、為替レートの円高進行による影響が要因

中期経営計画で発表した内容については実現に向けて進んでいくようですが、時期などは再調整されるという発言は確かにされていたようです。新型コロナ収束後の世界ではどのような「クルマの価値」が変わっていくのかがカギとなってきそうです。また、経済も落ち込んでいきそうなので、高価値の商品を適正価格で売るというのはさらにハードルが上がってきそうですねぇ。

次に「主な質疑応答」です。
こちらでも中期経営計画についてが書かれています。

 中期経営計画の施策や目標、中長期の方針に変更はあるのか。
当社では 2019 年11月に中期経営計画を公表し、主要施策に取り組んでいます。グローバルでの需要縮小や新型コロナウイルスの感染拡大など事業環境が大きく変化していますが、中期的に取り組む方針に変更はありません。一方で、戦術、規模やタイミングについては調整していきます。最優先事項として手元流動性の確保を進め、また、設備投資についても規模やタイミングを調整していきます。
新型コロナウイルス禍において一部進めている中期的な固定費構造の見直し、回転率を考慮した在庫管理は継続強化していく考えです。そしてグルーブ全体でブランド価値の向上や稼ぐ力の強化に取り組んでいきます。

引用元:【MAZDA】決算資料|IR資料

「スピーチ要旨」で書かれていることとほぼ同じです。
ただ、こちらでは「設備投資についても規模やタイミングを調整する」と書かれていることから、モデル投入などの他にも何やら調整が入る感じがしてきました。北米かオーストラリアかアジア地域なのかはわかりません。

とにかく、マツダは中期経営計画においては何が何でも実現に向けて動いていくことは確かのようですね。投入タイミングなどは調整されるようですが、以前からちょくちょくと変更されてきているので、正直そこまで心配することはないのかもしれません。

マツダにはこの厳しい状況を何とか生き残り、中期経営計画で発表したビジョンを実現してほしいですねぇ。