マツダの新世代商品第1弾「MAZDA3」
今回は「i-ACTIVSENSEスイッチ」に関する内容です。
前回:【改善対策】マツダ、「MAZDA3」「CX-30」の改善対策を発表(SBSの制御プログラムの不適切)
前回、マツダが「MAZDA3」と「CX-30」に対して、SBS(スマート・ブレーキ・サポート)の制御プログラムの不適切に対して改善対策を行ったことを知りました。
その内容に「一部の車両はSBS作動設定の仕様が変更になるため、取扱説明書の変更、メータのプログラム変更を同時に実施」と書かれており、どういった内容か気になりました。
そこで、取扱説明書を見ていたら、今回の「改善対策」とは関係あるのかないのかはわかりませんが、ちょっとした仕様変更がなされているのに気づきました。
まずは、マツダ公式サイトの取扱説明書ページです。
こちらには、取扱説明書が2種類あります。
以前からそうなっていましたが、実際、何が変わったのかは調べていませんでしたので、この際に見てみました。
すると、「i-ACTIVSENSEスイッチ」で少し変更されている部分がありました。
●i-ACTIVSENSEスイッチを押すことで次のシステムの作動が停止し、メーター内の警報・リスク回避支援OFF表示が表示されます。
▼取扱説明書(BP5P-100001~104118/BPFP-100001~102210/ BP8P-100001~102597)
- 車線逸脱警報システム
- ブラインド・スポット・モニタリング
- ディスタンス&スピード・アラート
- FCTA
- RCTA
- レーンキープ・アシスト・システム
- SBS
- SBS-R
- SBS-RC
▼取扱説明書(BP5P-104119~/BPFP-102211~/BP8P-102598~)
- 車線逸脱警報システム
- ブラインド・スポット・モニタリング
- ディスタンス&スピード・アラート
- FCTA
- RCTA
- レーンキープ・アシスト・システム
「SBS」「SBS-R」「SBS-RC」が消えていました。
スイッチで解除することが出来なくなっていたんですねぇ。
ちなみに、「SBS」の項目でも変更されていました。
画像左:取扱説明書(BP5P-100001~104118/BPFP-100001~102210/ BP8P-100001~102597)
画像右:取扱説明書(BP5P-104119~/BPFP-102211~/BP8P-102598~)
「スマートブレーキサポートを停止させるには」という項目の「i-ACTIVSENSEスイッチの操作で~」という文章が消えています。
SBSを解除するにはマツダコネクト内からOFFにしないとダメのようです。
いつの間にか、こういった仕様変更が行われていたんですねぇ。
自動ブレーキ標準化に伴う何かしらの対策でしょうか。
SBSを解除する場面はそうそうないのであまり出番がなさそうですが、今回の「改善対策」ではSBS自体に不適切な事象が存在するので応急処置として機能をOFFにする際にマツダコネクトからOFFにしないといけませんね。