本日、マツダ株式会社がCX-60のリコールを発表しました。
情報元:CX-60のリコールについて(1)|リコール・サービスキャンペーン等情報
情報元は、マツダ公式ページです。
こちらに書かれている内容は以下の通り。
■リコール届出番号
5554■リコール開始日
令和6年11月1日■基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
(1)マイルドハイブリッド車のトランスミッション制御コンピュータにおいて、クラッチ制御が不適切なため、モータによるEV走行中に停止したエンジンを再始動する際、モータとエンジンを繋ぐクラッチの締結タイミングがずれることがあります。そのため、エンジンを再始動するためのピストン停止位置からずれて再始動できないおそれがあります。
(2)マイルドハイブリッド車のトランスミッション制御コンピュータにおいて、クラッチ制御が不適切なため、エンジンを停止してモータによるEV走行へ切り替わった直後に、停止したエンジンが再始動する際、モータとエンジンを繋ぐクラッチの締結タイミングがずれることがあります。そのため、エンジン回転が上昇せず、再始動できないおそれがあります。
(3)マイルドハイブリッド車のエンジン制御コンピュータとマイルドハイブリッド用バッテリにおいて、バッテリ制御が不適切なため、バッテリ内部のセルに電圧差が生じることがあります。そのため、そのまま使用を続けると電圧差が大きくなり、エンジン始動時に故障判定してエンジン警告灯が点灯し、メータに「ハイブリッドシステム異常」のメッセージが表示され、モータアシストが停止するおそれがあります。有車速アイドリングストップ時に故障判定すると、最悪の場合、エンジンが再始動できずエンストするおそれがあります。
(4)ダッシュ・エレクトリカル・サプライユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、起動時の情報処理が終了せず、正常に起動しないことがあります。そのため、メータに複数の異常メッセージが表示され、空調やシートベルトリマインダー、360°ビューモニタが機能しないおそれがあります。また、エンジン警告灯が点灯し、高電圧バッテリの冷却も機能しないおそれがあります。
■改善措置の内容
(1)(2)全車両、トランスミッション制御コンピュータとエンジン制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正し、トランスミッションの初期学習を実施します。
(3)全車両、エンジン制御コンピュータとマイルドハイブリッド用バッテリの制御プログラムを対策プログラムに修正します。
(4)全車両、ダッシュ・エレクトリカル・サプライユニットの制御プログラムを対策プログラムに修正します。■対象車両
CX-60(3CA-KH3R3P):対象の台数「13,747台」
CX-60(3DA-KH3P):対象の台数「13,052台」
CX-60(5LA-KH5S3P):対象の台数「1,308台」
CX-60(5BA-KH5P):対象の台数「6,354台」
マツダがCX-60のリコールを発表しました。
今回は合計4つの不具合が報告されており、海外でも話題になっていたアイドリングストップからの復帰時に再始動できない不具合も今回対象となっていますねぇ。
一番怖いのは「4」ですね。
ダッシュ・エレクトリカル・サプライユニットの制御プログラムが不適切なため、あらゆる機能が使用できず、さらに高電圧バッテリの冷却も機能しない恐れがあるというの怖い。
かなりの台数ですので、これはすぐにリコール対応してくれるのかちょっと心配ですねぇ。