マツダの第7世代から搭載された「新世代マツダコネクト」
Alexaを搭載した狙いについてとその開発背景についてです。
情報元:2025年マツダ技報|マツダ技報|テクノロジー|ひとを想う価値創造|MAZDA 企業サイト
情報元は「MAZDA MIRAI BASE」です。
こちらでは、マツダの研究成果を披露する「2025年マツダ技報」が掲載されているんですが、その中に「マツダコネクトの新機能 Amazon Alexa の搭載」がありました。
こちらに書いてある内容で個人的に興味がある内容は以下の通り。
- マツダがAlexaを搭載した狙いは「マツコネの音声ユーザーインターフェース機能の進化」と「車の中と外の体験をシームレスにつなげること」
- ユーザーがボタン操作しなくても「アレクサ」の一言でAlexaを起動できる「ウェイクアップワード機能」をマツダとして初めて搭載
- ウェイクアップワード機能を採用するにあたって「エコーキャンセル処理」を行っている
- 音声操作で「エアコン」「シートヒーター」「シートベンチレーション」「ステアリングヒーター(一部車種・グレードのみ)」が操作可能
- 車内機能の音声操作は「BCM」を経由してIP-ESUとの通信を行って操作を行う(新規開発)
- Alexaを搭載するのに「専用ハードウェアの追加は必要としない」
- 大容量データ通信が可能な Wi-Fi クライアント機能を新規開発し、CMUからテザリングデバイス経由でのインターネット通信も可能
マツダコネクト2にAlexaを搭載するにあたって「追加のハードウェア」はないそうです。その代わり、色々と内部で手を加えているようですねぇ。それでも、エアコン操作などが音声のみでできるのは便利になりましたよねぇ。
ただAmazon Alexaは、Wi-Fiを利用したテザリング通信が必要だったんですね。それは知りませんでした。
以上です。
新世代マツダコネクトはまだまだ進化をしていくそうです。
次期CX-5ではどんな新機能(もしくは新型マツダコネクト?)が採用されるんですかねぇ。
個人的にはタッチパネル機能は復活してほしい。
既に北米や欧州ではタッチパネル機能は復活していますし、HMIコマンダーだけの操作は限界があります。タッチパネルだけ、物理スイッチだけという極端な考えではなく、ハイブリッドな操作でより便利になってくれると良いですねぇ。