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マツダ、2021年3月期 第1四半期決算を発表、中期経営計画見直しの方向性についても触れる

マツダ全般
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本日、マツダの2021年3月期 第1四半期決算が発表されました。

例のウイルスの影響ということもあり、厳しい状況は変わらず、さらに中期経営計画の達成時期も1年延期を決定したそうです。

情報元:【MAZDA】決算資料|IR資料

情報元はマツダの公式ページです。
こちらには2021年3月期 第1四半期決算発表の資料が掲載されています。

<2021年3月期 第1四半期実績>
売上高:     3,767億円(対前年 56%減)
営業利益:    △453億円
経常利益:    △418億円
税引前利益:  △628億円
当期純利益:  △667億円

<2021年3月期 業績予想>
売上高:    28,500億円(対前年 17%減)
営業利益:    △400億円
経常利益:    △340億円
税引前利益:  △610億円
当期純利益:  △900億円

引用:MAZDA

気になる中期経営計画の方向性については「プレゼンテーション資料」に掲載されていました。

画像引用元:MAZDA

中期経営計画の方向性の統括がありました。

  • 達成時期の1年延期(最終年度の売上高/利益目標は変更なし)
  • 損益分岐分岐点台数の低減
  •  需要回復や販売に合わせた段階的な新商品/派生車の導入
  • 中期経営計画の見直しの詳細は今秋以降に公表

達成時期の延期が決まったようです。
これはもう仕方ありませんが、最終的な数値目標に関しては変更はなく、引き続きマツダはこの最終目標に向かって進んでいくようですねぇ。掲げた数字に達せなければ、マツダは生き残れないという判断をしたのでしょう。

続いて、今期以降の主要施策の考え方がありました。

  • 長期的要素技術開発の支出を2年間凍結: MBR/MBD*化
  • 段階的な効率投資を計画(Large商品など)
  • マスメディアからデジタル、ナショナルからリージョンへ
  • などなど

長期的な要素技術開発の支出を2年間凍結するそうです。これらはマツダのさらなる次世代における技術の成熟のための開発だと思われますが、これがどのように今後に影響していくのか少し心配ですねぇ。

また、固定販促費についても「マスメディアからデジタル」と変化しようとしています。これはとても良いことだと思いますねぇ。現在のマスメディア頼りの販促活動は、正直あまり正確性などもなく、若い人も自分で調べる人が多いので、こういったのは自前でデジタル化をした方が良いのではないかと私も思います。

他にも為替も大変なことになっていますし、配当金も2021年3月期は0円と悲しいことになっているので、しばらくは我慢の時が続きそうです。

いつかまた、2021年頃のような華やかさが戻ると良いですねぇ。