マツダのコンパクトSUV「CX-3」
ここ最近の動向についてを整理してみたいと思います。
前回:マツダが「CX-3」の国内での生産を終了、国内販売はタイ工場から逆輸入
前回、マツダが「CX-3」の国内生産を終了することが明らかになりました。生産はタイ・メキシコ工場に移管され、日本国内販売はタイ工場からの輸入になったのは衝撃的でした。
そんなCX-3ですが、ここ最近は色々と動きがありました。
まずは「オーストラリア」です。
→オーストラリア仕様のCX-30は、タイではなく「日本からの輸入」へ切り替え
2020年まではオーストラリア向けのCX-3は「タイ工場」で組み立てられた車両が輸入されていました。しかし、コストの問題で「日本国内で生産」と切り替わりました。
次に「アメリカ・欧州」です。
→マツダUSAが2022年モデルの「CX-3」と「MAZDA6」の廃止を正式発表
欧州及びアメリカでの「CX-3」は販売終了となってしまいました。両方ともマツダにとっては重要な市場ですが、新世代の「CX-30」と競合してしまったのか、CX-3が廃止されることになりました。
最後に「日本」です。
→マツダが「2021年商品改良CX-3」を正式発表、新たに「8インチセンターディスプレイ」を標準搭載でSKYACTIV-G 2.0は廃止
日本では商品改良が実施されました。
しかし、SKYACTIV-G 2.0が廃止されるなど、グレードが一部整理されましたねぇ。新世代へ移行せず、現行モデルのままでの改良となりました。
日本以外のアジア圏では、2022年モデルが発表されており、日本と同じような商品改良の内容となっていますが、特別仕様車「Super Edgy」のような2トーンは日本以外では販売されていません。
そして最後に「国内生産終了」です。
今思うと、一時的に日本で生産されたのは「タイ工場」の生産ライン改修のためだったという考えもできるかもしれません。
以上です。
CX-3には色々なことが起こっていました。
こうして整理してみると、CX-3に関しては「アジア圏」に特化したモデルとなっていきそうですねぇ。最近のマツダタイの勢いも凄いので、将来的にはタイ・オーストラリア専用モデルへと変貌していきそうです。
なんだか、マツダのコンパクトカー(MAZDA2、CX-3)はこのまま2025年まで現役のような気がします。新しいEVプラットフォームでやっと新世代へ移行するのかもしれませんねぇ。