マツダのコンパクトカー「MAZDA2」
2021年商品改良でガソリンエンジンに新技術が搭載されて燃費が改善されたので、それを比較してみたい思います。
前回:マツダが「2021年商品改良MAZDA2」を正式発表、1.5Lガソリンエンジンに新技術を追加
前回、マツダが2021年商品改良MAZDA2を正式発表しました。1.5Lガソリンエンジンに独自技術の「Diagonal Vortex Combustion(ダイアグナル・ボーテックス・コンバスチョン:斜め渦燃焼)」が搭載され、さらに燃費が向上しました。
そこで、どのくらい向上したのかを従来ガソリンエンジンとディーゼルエンジンとで比較してみました。以下の数値は、MAZDA2の諸元表(2021年6月現在)から全て2WD(AT)モデルの数値を抜粋しています。
(km/L) | 15S | 15S PROACTIVE(高圧縮) | XD | XD PROACTIVE |
WLTC 燃費 | 19.0 | 20.2 | 21.6 | 21.6 |
WLTC 市街地 | 15.2 | 16.7 | 18.1 | 18.1 |
WLTC 郊外 | 19.4 | 20.5 | 21.3 | 21.3 |
WLTC 高速道路 | 20.9 | 22.0 | 23.8 | 23.8 |
JC08 | 20.8 | – | 24.2 | 24.2 |
15S PROACTIVEでは高圧縮ガソリンエンジンが搭載されており、15Sの従来エンジンよりもすべての場面において燃費が向上しています。さらにディーゼルエンジンと比較してみてもほとんど変わらない燃費となっているのが凄いですねぇ。
これならば、燃費の数値では選ぶということはなくても良いのかもしれません。車両価格も安いので、ディーゼルエンジンを無理して選ぶ必要がなくなる日も来るのかもしれませんねぇ。
マツダは内燃機関をまだまだ諦めていません。
こうした姿勢を続けていくことで、マツダが本当にこの道でやっていくというのが世界中の人に伝わるのかもしれませんねぇ。