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意匠制度から学ぶ「マツダのマイナーチェンジ」に関するお話

マツダ全般
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マツダの強みである「マツダデザイン」

日本国内の意匠制度には色々と課題があるそうです。

情報元:ホーム | 経済産業省 特許庁

情報元は「特許庁」です。
こちらの第7回意匠制度小委員会 議事次第・配布資料一覧内に、マツダ株式会社が「マツダにおけるデザインによるブランド戦略と関連意匠制度を活用したデザインの保護及びその課題」という資料を公開しています。

この資料にはマツダのデザイン戦略についてが掲載されているんですが、その中に「2018年現在の意匠制度の課題」という内容がありました。少し昔の資料ですが、とても勉強になりました。

画像引用元:ホーム | 経済産業省 特許庁

課題は以下の通り

  • 本意匠には類似せず関連意匠にのみ類似する意匠は意匠権を取得することができない(課題1)
  • 数年にわたり一貫性のあるデザインを継続的に進化させた場合、意匠権を取得できない意匠が発生する(課題2)
  • マイナーチェンジにより変更される部品の意匠権が取得できない場合がある(課題3)

私はてっきり全てのモデルの意匠に関しては保護されるのかと思っていましたが、そこには大きな穴があるそうです。数年にわたって継続的に進化させたデザインは「意匠権が取得できない場合がある」というのは、なかなか辛い問題ですよね。これの影響でデザイン変更などで時期がずれてしまっている可能性もあるのかもしれません。

マツダとしては「一貫性を持ち継続的に進化し続けるデザインを包括的に保護される」ことが理想としています。マツダの商品改良のスピード感は非常に素晴らしいですので、こういった法的な課題で足を引っ張ってほしくないですので、こういった課題が解決されると良いですねぇ。

意匠に関する知識は全くないので、とても勉強になります。