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【PS4】「Ghost of Tsushima Director’s Cut 壹岐之譚」をクリアしました【ネタバレあり】

ゲーム
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本日発売開始した「Ghost of Tsushima Director’s Cut」

新たに追加された新規ストーリー「壹岐之譚」をクリアしたので感想を記したいと思います。

前回:【PS4】「Ghost of Tsushima Director’s Cut」を購入しました【冥人奇譚にも新たな追加要素】

前回、PS4版「Ghost of Tsushima Director’s Cut」のアップグレード権を購入しました。約2千円でとても盛りだくさんの特典に非常に満足しています。

さて、さっそく追加された新規ストーリー「壹岐之譚」をクリアしました。新たなエリア「壹岐の島」を舞台にしたストーリーで、本編(対馬)と同じく蒙古達を撃退していく話なんですが、それと同時に主人公「境井 仁」のとある過去について深く掘り下げる物語でもあります。

壹岐の島に到着した仁は、謎の呪師にとある薬を飲まされてしまいます。この薬により、仁は己が生み出す幻想に惑わされることになってしまいました。その幻想は人それぞれの「過去」に関係しており、仁の場合は「父上を見殺しにした」という罪がフォーカスされていました。

本編では表面的にしか語られなかった部分だけにとても気になっていたので、個人的にものすごく惹きこまれる内容でした。仁は「父を見殺しにした」ことを本当に悔いており、己の弱さとして今もなおその罪に囚われてしまっています。その頃の仁はまだ子供であり、情勢的にも仕方ない部分がありましたが、仁は自分のせいだと悔いていました。

この「壹岐之譚」では、仁の父である「境井 正」が何度も登場します。

ただ、ここが面白い。
ストーリー内での父上の登場はほとんど「仁が生み出す幻想」としてのみです。本当の姿として登場するのは仁が過去を振り返る時のみとなっていました。この演出がとても素晴らしいと思いました。

父上は、本編では仁を誘う「風」
以前、開発陣が「この風は亡き父が姿を変えて仁を導いている」という裏設定があると答えていました。そして今回のお話「壹岐之譚」でも、父上は風となって仁を誘い続けます。

そして、ラスボスであるオオタカ族の長を倒した後、仁が自分の”弱さ”を克服した際に仁の後ろに付きまとっていた「黒い父上の亡霊」を風の力で消しさっていました。

この演出には鳥肌が立ちました。
本編(特に百合のストーリー)をプレイしていると分かるんですが、父上は仁のことを本当に愛していました。家出した時は血眼になって探し出し、病気になれば必至で治ることを祈り、父親としては不器用でありながらも見守り続けました。その父親は死してなお”風”となり、仁を導き、そして守り続けています。

境井正が武士として行っていたことは全てが正しいわけではありません。壱岐の島の住民にとっては鬼の所業のように思えたかもしれませんし、仁にとっては辛く悲しい過去だったのかもしれません。

しかし、仁は「許す」という選択肢を選びました。
父を殺した仇でさえも、自分自身の罪でさえも、全てを許し、受け入れる覚悟を決めて、自分自身が決めたことを選びました。仁は本当に強い人ですねぇ。

全てを許し、受け入れることは本当に難しい。
私自身、ここ数年間で実感したことでもあります。今でも自分自身はその境地に達することはできていませんが、いつの日か仁のような強い人間になりたいと思います。

メインストーリーのクリア時間は約2時間でした。
もっとサクサク進めれば、1時間半くらいでクリアで切るかと思われます。メインストーリーの他にもサブクエストなどやミニゲーム的なものがたくさん存在しており、まだまだ楽しめそうですねぇ。

サブクエストでは音ゲーのようなものがあったり……

新たな動物「猫」を撫でたり……

お猿さんと温泉に入ったり……

インディージョーンズばりの洞窟探検を楽しめたり……

あの「安達殿」に会えたり……

物凄く充実した内容となっています。
個人的に「しょせん追加コンテンツ」なんて思っていましたが、もう一本分のゲームを購入したかのような満足できる内容となっています。さすがサッカーパンチさんですねぇ。

ちなみにオンラインモード「冥人奇譚」に追加された新要素「群雄」は、メインストーリークリアをしても解除されませんでした。こちらに関しては後日解禁されるようですので、楽しみに待ちたいと思います。

ゴーストオブツシマ最高です。