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「α7C」と「α6400」の本体と撮影した写真を比較してみる

デジタル
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ソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7C」

「α6400」と色々比較してみたいと思います。

前回:フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7C」を購入しました

前回、フルサイズセンサーを搭載した「α7C」を購入しました。せっかくなので、私が愛用している「α6400」と比較してみます。

本体の外装比較

左:α6400
右:α7C

ぱっと見のデザインはあまり変わりありません。
ただ「α7C」のほうが全体的に膨らみがそんざいしており、α7Cのサイズがα6400よりもすこしだけ大きいということがわかります。

ソニー公式ページに掲載されている寸法はこちら

α7C α6400
幅(mm) 124 120
高さ(mm) 71.1 66.9
奥行(mm) 59.7 49.9
重量(g) 509 403

※奥行きはグリップからモニターまで
※重量はバッテリーとメモリーカードを含む

ほぼ全てにおいてα7Cの方がおおきいですね。
数字で見ると大きな違いなように思えますが、実際に手に持ってみるとほとんど変わりはないと思います。

続いて「上部ボタン配置」です。

上:α7C
下:α6400

色々と違いがありました。

  • α7Cには「内蔵フラッシュ」が装備されていない
  • α7Cには「露光調整ダイヤル」がある
  • α7Cには「動画撮影ボタン」が設置されている
  • α7Cには「C1ボタン」がなくなっている
  • α7Cのモードダイヤルに「M1」「M2」「M3」が用意されている

一番の大きな違いは「内蔵フラッシュ」がないことです。α6400には内蔵されていましたけど、α7Cに関しては外付けで対応することになります。個人的にはα6400でフラッシュはほとんど使用したことはないのであまり影響はありません。

個人的に一番悲しいのは「C1」ボタンがないことです。
意外と重宝していたボタンがないので、動画撮影ボタンに同様な機能を割り当てて代用して使用しています。

次に「背面」です。

左:α6400
右:α7C

ぱっと見でモニターサイズが違うように見えますが、スペック表では同じ「7.5cm(3型TFT駆動)」となっていました。α6400は「ワイド」仕様になっているようですね。

ボタン配置はあまり大きな違いはありませんが、個人的には「メニューボタン」の位置があまりよくないと思います。α6400ではまだ押せる一にありましたが、α7Cでは両手から届きにくい位置にあるのは辛い。

α7Cには、AF-ONボタンの上に「コントロールダイヤル」が用意されているのは嬉しいです。シャッタースピードや絞りを調整する際にとても楽になりました。

そして、モニターはそれぞれ「チルト式」と「バリアングル式」で動かすことができます。

左:α6400
右:α7C

どちらも便利な機能です。
ただ、私が使用する際には「チルト式」が便利だと思いました。

私は地面すれすれにカメラを置いた画角で撮影するときがあるんですが、その時にチルト式の方がワンステップでモニターを動かすことができます。対して「バリアングル方式」では、一度モニターを横にずらしてから角度を調整する必要がありました。左側にスペースが必要ですしね。

ただ「バリアングル方式」では自撮り撮影などで真価を発揮すると思います。チルト方式では動かせない角度も調整可能ですが魅力的ですね。

どちらがいいかは、個々の使い方によると思います。

スペック比較

公式ページに記載されているスペックを比較してみます。

α7C α6400
撮像素子 35mmフルサイズ (35.6 x 23.8mm)、Exmor R CMOSセンサー APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)、Exmor CMOSセンサー
カメラ有効画素数 約2420万画素 約2420万画素
総画素数 約2530万画素 約2500万画素
アスペクト比 3:02 3:02
検出素子 Exmor R CMOS センサー Exmor CMOS センサー
瞳AF / 被写体認識AF [静止画] 人物 (左右瞳選択可) / 動物、[動画] 人物 (左右瞳選択可) / 動物 ●(人物(左右瞳選択可)/ 動物)

適当に抜粋しました。
フルサイズは「圧倒的!」と思ってしまうんですけど、正直なところ、サイズセンサーと瞳AFなどくらいが大きく違うくらいで、それ以外はあまり大きな差があるように思えません。

そう考えると、APS-Cセンサーミラーレス一眼カメラってすごい優秀ですよね。あまりコダワリがない人はAPS-Cセンサーで充分だと思います。

ただ「手振れ補正」があるのはα7Cです。
この機能が欲しいという方は7C一択となるでしょう。

撮影した写真比較

α7Cとα6400を同条件(三脚に固定した状態でレンズだけ交換)で撮影した写真を比較してみます。

まずは、レンズを「SEL1670Z(APS-Cレンズ)」を使用しての写真です。

こちらは「JPG撮って出し」です。
文字を入れた以外編集はしていません。また「SEL1670Z」はAPS-C専用レンズとなっており、フルサイズカメラで使用する場合は写真サイズが異なります。

ただ、見た目感じ違いはわかりませんよね。
この写真はブログに載せるために写真が圧縮されていますが、実際の写真を拡大してみても見て目の綺麗さには差がありません。若干「α7C」の方がきめ細かい感じのような気もしますが、これが気のせいなのかはわからないレベルです。

次にフルサイズ対応レンズ「SEL200600G」です。

超望遠レンズでの比較です。
こちらのレンズは「フルサイズ対応」となっているので、α7Cとα6400では画角が異なって撮影されることになります。こちらの現象に関しては割愛しますけど、ようはAPS-Cセンサー搭載モデルでフルサイズ対応レンズを使用すると「すこしズームした写真となる」ことになんだそうです。

上記写真をみてもらうとわかりやすいですね。
α6400の方がズームした写真となっていました。ズームしたといっても実際は「切り抜き」しているだけなので、α7Cの写真をα6400と同じような感じ編集すればほぼ同じになりそうです。

肝心の写真の仕上がりについてです。
正直、そこまで劇的に変化しているのかと言われると違いはわかりません。ただ写真を拡大した時には「α7Cの方が精細」な気がします。これも拡大してよく見ないと分かりません。

総評

色々と比較してみました。
両モデルともそれぞれ魅力がありますが、劇的に違うというわけではないということを実感することが出来ました。フルサイズでもっと劇的な進化を遂げたいという方はもっと高級なカメラを購入した方が幸せになれるかもしれません。

そう考えると「α6400」のコスパはかなりいいと思います。
カメラ本体やAPS-Cレンズは比較的安価ですし、性能的にはフルサイズと大きな差はそこまでないように思えます。さらに持ち運びが楽というのはとても嬉しいですよね。

なので、改めて「α6400」をお勧めできそうです。
かといって「α7C」を購入して後悔しているわけではありません。まだ主要レンズを手に入れていませんし、外での撮影などもしていませんからねぇ。これから色々とテストをしてみたいと思います。