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マツダ北米市場戦略について、毛籠氏インタビューについて想ふ

マツダ全般
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マツダは今年、創立100周年を迎えました。

今回は、最重要市場のひとつ「北米市場」についての毛籠氏インタビューについてです。

情報元:【マツダ100年】インタビュー米国戦略<上>販売 毛籠勝弘取締役 | 特集・関連記事 | マツダ100年 車づくりと地域 | 中国新聞デジタル

情報元は「中國新聞デジタル」です。
こちらには、マツダの取締役毛籠氏のインタビューが掲載されています。内容については、情報元をご覧ください。
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さて、本題の個人的に想うことです。
マツダの北米市場でも色々とありました。
販売改革として、正規価格での販売を促進したり、次世代店舗を増やしたりと、マツダとしては今までにない大規模な変革が行われています。

新世代商品第1弾の「MAZDA3」でも、販売までの課程やグレード構成の変更など色々と試行錯誤をしていたのは記憶に新しいですねぇ。現在では、新世代商品第2弾となる「CX-30」の投入が完了し、今までの巻き返しを図ります。

様々な場所で生のデータが飛び交う中、マツダは確かに苦戦を強いられている印象がつけられがちな気がします。ただ、マツダとしては着実に「過去の脱却」に成功しています。単純に安売りをして台数を稼ぐのではなく、質の高いクルマで着実に利益を稼ぐやり方へと方向転換が行われました。

そして、フルラインナップメーカーと張り合うことをせずにスモールプレーヤーとして固定顧客を増やしていくことに注力しています。これは私の想像ですが、ある意味での「客層の転換」を目指しているのかもしれません。今までの「安さ」や「スペック」、「コスパ」というクルマならどれでも良いと考えている客層を相手にするのではなく、「マツダ」が欲しいと思っているある程度の所得を得ている層に対して今後は訴えていくのかもしれません。この考えには批判があるかもしれませんが、スモールプレーヤーとして生き抜くには必要なことだと感じます。マツダ対して惜しみなくお金をつぎ込んでくれる一定層の獲得がマツダにとっては最も必要なことだと思いますから。
顧客がメーカーを選ぶとき、メーカーもまた顧客を選んでいるのかもしれません。

そうなってくると、マツダは今後もより「マツダらしさ」を特化させていかなければなりません。そのためのラージ群が今後発売されていくので、今まで個人的にモヤモヤしていた「マツダらしさ」という答えがもう少し明瞭になるのかもしれないと期待しています。

マツダの前田氏が朝日新聞社のインタビューに答えている動画が公開されています。

「オンリーワン」なブランドを目指していることは当初から全くブレていません。

結果を知った上で何かを言うことは簡単です。
対して、その時その場所で決断を下すことは非常に難しいことです。誰かの意見を聞けば「らしさ」は失われ、独断で考えたら「横暴」と非難され、どう行動しても反対の力が加わります。私もそうですが、外からは何とでも言えるんですよね。何とでも言えるということは部外者という証明にもなります。

私はマツダがどう行動していくかにとても惹かれています。それが例えどんな方へ進んだとしても、それが「マツダらしさ」であることは間違いありません。
今度、どのようにマツダは生き残っていくのか。
楽しみです。